第44話 それは、言ってはいけない言葉 一

 〈追憶 三(2017年10月22日、1回目)〉

 今日は、僕と亜紀、2回目のデートの日だ。

その間、僕たちはサークルで顔を合わせたり、また奇跡的に同じ講義を履修していたりして、少し話すことはあった。

 しかし、本格的に「2人で」過ごすのは、これが2回目である。

 実は僕はその前の日の夜、緊張してよく眠れなかった。

 …夜眠れなくなるほど、僕は緊張し、またそれと同じくらい、デートを楽しみにしていたのである。

 また、その前日、僕はベッドに入る前に、デートで行く場所を、綿密にネットで調べていた。

 そして、僕はそんな「慣れない」デートのため、対策を練っていたのだ。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る