第4話 仏道

繰り返す輪廻のように

哀しみも癒えることはないのであろう


大自然の山頂に立ち

大空を駆け巡る


主のようになりたいと

愛弟子のように思いを馳せる


それは決して楽しみだけの路ではなかった

自らおのずと厳しい険しい路であった

苦しみの連続であった


しかし男はあえて、この路がいいと思った


あまりにも小さな凡夫の身で

仏に対する懺悔の繰り返し


ひざまずいた敷地は、泥にまみれていた


数人の男たちが何度も懺悔を試みる


この男たちを見て

誰一人、あわれさを感じずにはいられないであろう


仏様へ、この男たちに歓喜の喜びを与えたまえ!

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