第6話修羅刀

「うーん、手にしっくりくるな。」


と鞘から修羅刀を闇は抜いた。


真っ赤に染まった修羅刀は、血に餓えてるように光輝いた。


「美しい!」


要は、闇に近づいたが手下十人に止められた。


「兄貴!俺達で十分ですぜ。」


「そうか、殺れ!」


手下が、闇に襲いかかった。


闇は、冷静に空気を斬った。


それだけで手下十人は、首を跳ねられた。


「何だ、今のは!」


要は、動揺して孝の母親に刀の刃を向けた。


「俺に近づいたら殺すぞ!」


と言って母親を掴んで逃げた。


「母さん!」


孝は、叫んだ。


「二人を頼む。」


と闇は言って要の後を追いかけた。

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