第45回:ネタが出尽くしたと嘆く前に(補講)

補講+メタ発言+一次創作外含みます。そして、今回のネタに関しては『三百枚書けるようになるお得な「小説の書き方」コラム』のピクシブ版が思いつくきっかけになりました。この場を借りて、カイアルザードSSTMさんにはお礼申し上げます。


・ネタが出尽くした?

 以前にも何度か言及した「ジャンルA、ジャンルBが被っても、ジャンルCで勝負すればいい」は、ある意味でも単語あてはめゲームにもなります。ジャンルAとBとCに自分が書こうとしているジャンルをあてはめてみてください。そうすれば「そう言う事か!」と思いますよ。それ位、ネタが出尽くしたと思っても探せば新しいと思うネタは出てくるのです。掛け算の九九を学校で習う際、同じ答えの計算があった事には気付きますよね。2×3と3×2は同じ6、7×5と5×7は同じ35です。これをジャンルにするとどうでしょう。言いたい事はここに集約されていますよね。


 極めつけた事例を出すと、それこそ海外ドラマ『24』や『フルハウス』、果ては『Xファイル』の舞台を異世界にしたバージョンとか思い浮かびます。これに関しては『Xファイル』に限って言えば、上述のピクシブ版コラムを見てふと思いついたのですよ。不思議な話ですが。『奥さまは魔女』に関しては一工夫する必要性がありますね。実は隣人が異世界転移でやってきた人だった等のような感じで。


 それを踏まえると、舞台設定や時代考証の部分を調整する事でプロットになりそうなネタがあっという間に出来上がります。過去の作品である『どろろ』も連載当時に受け入れられなかった設定が時の流れで「設定が新しい」という感じでピックアップされている事例を踏まえると、平成初期や昭和末期の設定を現代風にアレンジすれば、まだアイディアの余地があると思いませんか? 時代的な部分を再調整して現代風アレンジというと『バナナフィッシュ』のアニメ版がある事も言及済。それを踏まえて、ネタ作りに挑戦してみましょう。

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