第38回:単純なテンプレでも駄目なのですが(補講)

カクヨムコン、なろうコンと始まっている中でタイムリーネタです。一次創作外含む+メタ発言+タイムリーネタに。


・テンプレ割合

 早速、直球です。100%テンプレではパクリと言われるでしょう。偶然の被りもあるかもしれませんが、中には悪意を持って炎上商法目的なパクリ上等ネタも……否定できません。ソシャゲでもジャンル被りは開き直り、他で何とかユーザー数を増やそうとするケースがあります。ソシャゲの場合、明らかなパクリが指摘されたらサービス開始前に中止だってあるでしょう。題材によってはクレーム殺到で企画中止した物も……ありました。DMMで神社等を擬人化した作品が企画倒れしたのは、覚えている人もいるでしょう。タイトルは、各自検索で。

(しかし、宗教的な要素を含む作品も存在しているので……問題だったのは、どういうテンプレを用いようとしたかでしょうか)


 では、テンプレ0%で作品は作れるのか……と言うのも実は無理な話になっているのです。何度も言及した「ジャンルA及びジャンルBでは被っても、ジャンルCで勝負する」と言うのは、もはや答えを言っている様な物。何を持ってオリジナルと定義するかにもよりますが、テンプレ0%は出来なくはないと思いますが難易度は……お察しください。


 その証拠として、自分の世界線シリーズもジャンルA+ジャンルBな作品が非常に多いのです。リズムゲーム+パルクール、ARゲーム+バトルとか……。


 執筆はプラモデルを作るような感覚とは別項目で言及しましたが、全ては自分が今まで得てきた経験が物を言うのです。元原作を1ミリも知らない作者がウィキペディアやニコニコ大百科、ピクシブ百科事典等の情報だけで流行ジャンルの二次創作小説を書いたとしても、ランキングには載る可能性はあるかもしれませんが、読者からは本当に原作愛があるのか指摘されるのは言うまでもなく、炎上商法と言及されて逆炎上――あるあるですよね。


 異世界転生や異世界転移が多いのは、先駆者のテンプレがあるからこそ書けるので、自分では数パーセントもネタを作っていない――という状態では、新人賞を取れるかどうかも怪しい物です。本当に熱量をぶつけて書いた小説が評価されずに、こうした楽してテンプレを用いた小説が上位独占……ピクシブの二次創作ランキングだけの話で、一次創作オンリーでなおかつコンテストでは無縁の話なのではないか……とは言えなくなっている状態かもしれません。


 それを踏まえた上で、テンプレ割合を減らして独自色を出した小説こそが、本当の意味でも書籍化を勝ち取れるのではないでしょうか。テンプレ0%でも読者が付くかもしれませんが、出版社としては危険な賭けをしなくてはいけない可能性はあるかもしれません。だからこそ、テンプレでも一定の読者が付くような作品が一次選考を突破する――そう言う時代に勝ち残れるような独自作品を、おそらくは小説投稿サイトは求めているのでしょう。

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