秘めたる想い ルート 2話 あかされゆく真実と共犯者
佐倉さんに店を出された私は疑問が沸き上がっていた。
(なにか、おかしい。私は確かに入っていくのを見たはずなのに。それに、忘れ物を取りに行くなら店に一回戻っているはず。来てないはずがないんだよね)
そう考えた私は、何かあると思い店の陰で隠れて様子を覗う事にした。
(はぁ、お客さん以外出てこないなぁ)
もうあきらめて帰ろうと思ったときふと声が聞こえてきた。
「それでは皆さんお疲れさまでした」
「「「お疲れさまでした!!」」」
とうとうお店の閉店時間になったようだった。
そこに、知っている声が2人分聞こえてきた気がしたのは気のせいだろうか。
(まさか、ね)
私には確信があった。しかし、それだと佐倉さんはウソを付いていたことになる。
そんなことを考えていると、愛加の話し声が聞こえてきた。
「今日はありがとう。絶対ばれるわけにはいかなかったの」
私が混乱している間に2人が出てきてしまったようだった。
(えっ、うそ)
しかし、店から出てきたのは、愛加と佐倉さんではなく、愛加と雅也だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます