美麗side Common Story 2話 長海 美麗の裏心 

     登校時  美麗side


「それにしても美麗も入学資格が有ったなんて以外だよな。勉強も運動も普通で特に秀でたものもなかったと思うんだけど認定書には、なんて書いてあったんだ?」 


 いきなりこんなことを雅也に言われてドキッとした。

 

 それと同時に私の脳内には学校から届いた封筒のことが浮かんでいた。


[ 長海 美麗さんへ

  

  当校は、あなたの長年の執念におい

  てその能力が非常に高い物であると

  認定させていただきました。

 

 そこで、あなたに当校の生徒としての

         入学資格を与えます。]


 私に届いたのは真っ白な紙に封蝋をしただけの封筒と中には1枚の入学資格が与えられたことが書かれた紙だけだった。


 でも、私にとって無視できない部分が頭に残って離れなかった。


「長年、ね」


 私は学園がどこまで知っているのか?

 

 また、それを知っていて静観しているつもりなのか?

 

 心配でたまらなくなった。 


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