第6話 増える友だち
私たち4人が仲良くなってしばらく経ち、高2になると、新しく仲間が加わった。桂と仲良くなった廣山和基(ひろやまかづき)と薮翔汰(やぶしょうた)、そして廣山と仲の良かった山田雄太(やまだゆうた)。私は私で趣味の合う友だち、青井旬(あおいしゅん)と仲良くなり、この4人が新しく加わり賑やかになった。まぁ、女子は私1人なんだけども。
山田は違うクラスだったからそんなに関わることは少なかったけれど、廣山や青井とはすぐに打ち解けた。薮は女子が苦手らしくあんまり会話しなかったけど。それでも、そんな薮が私のことを鈴川って呼んでくれたときはようやく認めてもらえたと思って、とても喜んだ。
でも、ひとつ気がかりなのは三谷だった。最近やたらと彼からのメッセージが多く届く。無理に会話を続けてくる感じもするし…。そこで、わたしは桂に相談した。「とりあえずまだ様子見でいいんじゃね?どうしても嫌だったらまた言って」 という桂の意見により、とりあえず様子見とすることにした。
高校2年の年、一刻一刻と修学旅行は近づいていた。
私から見える世界 東山 月菜 @Touyama
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