第2話「襲撃者」

 「3さんそう何だこれは!」

「分かりません2曹にそう刀剣類とうけんるいで武装した集団に襲撃しゅうげきを受けています!」


六稜郭ろくりようかくパークはハロウィーンのいわいの中にったはずだった、彼等自衛隊音楽隊もその為にパークにおとずれていた。


「皆さん聞いて下さい、とうパークは現在謎の集団に襲撃を受け多数の死傷者が出ています」


パークの場内放送が流れ出し一応いちおうみな耳をかたむける、それは襲撃者も同じで聞き慣れないとその大きな人の声に戸惑っているようだった。


「医療関係者の方負傷者は六芒城ろくぼうじょうおよび六芒星ろくぼうせいホテルへ、自衛隊の方、警察の方、パーク警備員、戦闘が可能な方は戦史博物館へ来て下さい」


場内放送の声はひどく震えて居たが、それをし殺す様にその文言もんごんを繰り返していた。


「行くぞ3曹」

「しかし2曹あれは部隊の命令では」


そんな事言っている場合でないと3曹はぐに気づく。


「なあ3曹、これを流してるはこの情況の全体が見えて居ると思わんか?」

「ハイ2曹」


こののち戦史博物館にった刀剣、甲冑かっちゅう古式銃こしきじゅうによって襲撃者は撃退された。


その戦闘の生存者はのちに知ることになる、放送して居たのがアルバイトのお姫様だと、そしてそれを指揮して居たのがのちに騎士団長となるただの学生だったと。




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