続き!!

 さて続き。

 さっきどこまで書いたっけ。

 ああそうそう。

 主要人物決まった?

 そしたらその人を中心に物語の展開を決めていくよー!

 さっきのいくつかの見せ場、並べて組み換えて、どれをどこに持ってくれば自然な流れになるかなーっていうのを決めます。

 並べ替えながら新しく足してもいいし、不要だと思ったら弾いてもいいよ。

 その物語を読むことで、なにを伝えたいのか、それを一番的確に表現できるにはどういったストーリーが必要か。

 そこを中心に考えます。

 ここにたっぷり時間をかける。

 納得するまでひたすら考える。

 それをやってるあいだに、これは誰の視点で見たら魅力的に見てくれるだろうか、っていうのも、一緒に考えます。

 これが主人公ね。

 主要人物と同じ人かもしれないし、そうではない別の人かもしれない。

 とにかくその物語を一番魅力的に「見てくれる」人。

 それを選びます。

 そうするとあら不思議!

 大まかなストーリーが出来上がっとる!


 っさー、これを今から細かく詰めていくよー。

 まず登場人物の人数を把握する。

 何人出てきますか?

 それによって物語の長さと濃さが変わってきます。

 多ければ多いほど、長くなって薄くなりますよ。

 主人公と主要人物を引き立てる存在以外はモブで大丈夫です。

 何人か見繕ったら、その人たちのプロフィールをつくります。

 名前、見た目、生年月日、趣味、特技、口癖、その他ありとあらゆる情報を彼らに付随させます。

 作中にそんな具体的な情報はいらないんだけど、長編を書いていると途中から不安になったりするので、地盤だけきっちり固めておきます。

 相関図をつくったりすると分かりやすいですね。

 わたしは証拠隠滅のためにすべて脳内処理ですけど。

 地盤さえしっかりしていれば、建物の倒壊も心配ない。

 火事と地震以外はね。


 さて、流れとキャラクターは決まったので、そしたらあとは書いていくだけですよ。

 わたしは章区切りではなくて、1ページ3千字程度で書いてます。

 なんでかっていうと、特にこだわりがあるわけではなくて、わたしが執筆に使っている自サイトの編集ページがね、5千字を越えると文字化けしてしまうポンコツだからです。

 だから章タイトルが必要。

 一連の流れを3千字ごとに区切って書いてるだけだからね。

 んで、書き直しっていう作業はくそほど面倒くさいので、やりたくないから絶対書き直しなんて必要ないように、全体の流れを確認しながら慎重に書き進めます。

 〆切があるわけではないので、絶対焦らない。

 早さよりも一定したクオリティが大事です。


 物語の展開は前後してはいけません。

 最初から最後まで、一貫した流れのなかで展開させます。

 過去や未来にワープしたら読んでくださる方が白目を剥きがちになります。

 読み慣れた人であればあるほど黒目が戻ってこなくなっちゃうので、「そこにそれが必要なんだ」と、読み手の方が納得できる場所でのみワープが可能です。

 始めになにかが既に起こっている。

 序盤の説明なんて必要ありません。

 そんなものは物語を展開させながら分かるように描写をすればよいのです。

 

 わたしは2時間くらいかけて3千字書いて、そこから1時間くらいかけて肉付けと削ぎ落としをします。

 ヒョロヒョロでは目も当てられないし、ボンレスハムではげんなりするので、目指せ峰不二子ボディ。

 必要なところだけをムチムチにします。

 最低でも4回は見直して、「もういいや疲れた。やめやめ。やーめー!!」ってなったら投稿ボタンをポチッとな!

 この作業が最終話までエンドレスです。


 自分の筆の癖が分かっていれば、「だいたいこれくらいの長さになるなー」っていうのが分かってきます。

 そしたら書いてる最中に、「今は全体の中のここらへん」っていうのが分かるようになるので、途中で心が折れることもなくなります。


 こんな感じかなー。

 「簡単!」とか銘打っておきながら2ページにわたるというなんとも残念な仕上がりになっちまったぜ。

 まあでも、わたしも自分でこうやって書いてみたら頭のなかがすっきりしたのでまあいいか。

 お役には立ちませんが楽しんでもらえたらいいなーと思って書いてみました。


 ちょっと読みにくい?

 ごめんね!

 わたしは書いてて楽しかったよ!

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