あれとそれってどれよ

イケメンてそんな好みじゃないのはなし

　イケメンって、なんかいろんな意味をもつみたいですけど、ここでは顔の造作のことにするね。

　別に嫌いではないんですけど、イケメン。

　でも身近にいてもあんま興味ないです。

　っていう、今日は好みの魅力的な人についてのおはなしですよー！

　みなさまは好きな人のどんなところに魅力を感じますか？

　好きってあれよ、性的な意味でね。

　まあ異性とは限らないだろうからなんとも難しいところではありますけど、わたし自身は男の人が好きなので、なんかそんな感じのテイストで進めちゃいますね。

　女の子に対しては、顔の造作とか、身長とか、髪型とか、おっぱいの大きさとか気になるのかもしれませんね。

　明るい子がいいとか、家庭的で料理上手がいいとかもあるのかな。

　男の人だったら、背の高いお顔のきれいな人とか、なんか特技がある人とか、清潔感とか、優しいとかかな。

　そんな感じで、尚且つ話して相性のいい人だったらもう気になっちゃいますよね。

　わたしはですねぇ、ちょっと残念な人が好きです。

　いやまあ失礼な言い方かもしれないんだけどね。

　イケメンじゃなくて、なーんかちょっとイマイチ……みたいな、優しさ空回り、みたいな。

　よく友人から「なんでその人？」って聞かれちゃうような人とお付き合いしてきました。

　浮気性だったり、地味な見た目の人だったり、イケメンらしいんだけど全然勉強できないタイプだったり、なんかそんな感じ。

　旦那もしかり。

　いろいろ足りない。

　人に対してだけじゃなくて何に対してもそうなんだけど、完璧なものって好きじゃないんですよね。

　面白くないじゃん。

　ちょっと足りないくらいがいいのよ。

　そこでわたしの中にぴったりはまるような出っぱりがあったら、パズルみたいにフィットするでしょ。

　だって顔の造作なんてアナタ、整った顔なんて一定の条件があるんだから、横一列に並べたらみんな似たり寄ったりよ。

　年取ってきたらテレビに出てる若い子なんて誰が誰やら分からんもん。

　所詮その程度よ、顔のつくりなんて。

　がんばった！　じゃなくて、がんばってるー！　のが好き。

　その代わりにわたしは、お顔に刻まれた皺が好きです。

　人となりが透けて見えるからね。

　笑い皺だったりとか、苦労をしてきたような皺とか、まあ年取れば嫌でも出てきちゃうんだけどね、皺。

　そういうところを見ます。

　素敵な表情をしてできたであろう皺、のある人が好きです。

　だからねぇ、必然的に年上の人のが好きなんですよね。

　若い子のまだ薄っぺらい皺では、魅力が足りんのです。

　あ、性的な意味でね。

　人として尊敬できる人は、若い人の中にもいっぱいいます。

　でもムラムラはしない。

　中身は見ないのかい、っていうと、中身もやっぱりちょっと残念なくらいが好きです。

　つけ入る隙があるというか、がんばってるのに時々ああ～……ってなるくらい。

　横にいても黙ってて平気な人がいいなあ。

　あとはあれよ、ちゃんと口説いてくれる人。

　『汚い透明な紫』って作品にもちょっと書いちゃったんだけど、お高い素敵なディナーを割り勘にしちゃう人よりも、友達に頼み込んで中古の軽自動車借りてきてドライブに誘ってくれる人のほうが、わたしはムラムラする。

　まあ人に車借りるときは保険だけちゃんとしときなはれや、とかも思うけどね。

　あと最近はねぇ、YouTubeでピアノ弾いてる男の人の指先を見るのが好きです。

　なんか、卑猥……。笑