第11話 仮面の佐藤さん

 結局イングリッシュパブでビールだけっていうのも……とか言い出して、佐藤さんは銘柄の違うスコッチを五杯楽しんでから店を出た。店を出てから“イングランドイングリッシュ”で“スコットランドスコッチ”って必須なのか? とも思ったが……地元のイギリス人に聞いてみたい所ではある。

 俺はさすがに二杯で良しにしたけど、見た目の酔い方が同じぐらいってのはもう身体の作りが違うとしか思えない。

 まだまだ冷え込みの厳しい中、駅まで肩を並べて歩く。ウィスキーを腹に入れているので、寒風がむしろ気持ちいい。

「いやしかし、支店の稼ぎ頭が異動されちゃ困るって課長も言ってましたよ」

「あははは」

 ほんのり赤くなった佐藤さんも、駅前ロータリーを抜ける空っ風を春風みたいに楽しんでいる顔だ。

「お世話になっているんだから、ショバ代ぐらいは払っとかないとねえ」

 ……ん?

 なんだろう。今日はちょくちょくおかしな言葉が混じる……。

「佐藤さん? まるで、うちの支店じゃないみたいな……」

「違うよ?」

「はっ!?」

 酒がまわっている佐藤さんは、いかにも軽く話しているけど……支店の所属じゃない!?

「どういうことです!?」

「えー? どういう事って、別になんでもないよ。現場の方が面白いから遊びに来ているだけ」

 いや、意味が全く判らない。

 かみ合わない問答を続けていて、俺は支店に在籍しているという証拠が一つある事を思い出した。

「でも、佐藤さんの名刺にちゃんとうちの支店って入ってますよね!?」

 外回りの途中で、相手先に渡した名刺を俺も見ている。確かに支店営業部の文字が入っていたはず。

 その事を指摘したら、佐藤さんが我が意を得たりと輝く笑顔になった。

「そうそう、名刺! あれ、いいでしょ!? 私も小道具が大事だと思ったのよね!」

 小道具……?

「……あの名刺、本物じゃないんですか!?」

「うん、支店に紛れ込む時に作らせたの!」

 唖然とさせられることを平気で言って、佐藤さんはスーツの内ポケットから名刺入れを出した。


 普段外回りでよく見るのは、脇の外ポケットから出す臙脂色のステッチの入った名刺入れ。

 今左胸の内ポケットから出したのは、薄い黒色の高級そうな名刺入れ。


 普段使いと別の名刺入れ……!?

「こっちがホンモノー!」

 酔ってる佐藤さんが一枚抜き出した名刺を、ひったくるように受け取って確認すると。

 

 同じ紙。

 同じ社章。

 同じ社名。

 但し所属部署が違っていた。


 いつもの名刺には、俺と同じ部署名だけが入ってたはず。

 佐藤さんに渡された名刺を、震える手でかざして何度も読む。

 その名刺には、こうあった。


 “営業本部 中部ブロック統括マネージャー 佐藤涼香”


 いつまでも繰り返し読んでいたのは、酔っていたのもある。

 ただ、シラフだったとしても反応時間は変わらなかったかもしれない。

 書いてある言葉があまりに自分の現状認識の外に位置するのもあって、たった十四文字の肩書を理解するのに俺は十秒ほどの時間を必要とした。

 そしてアルコールにやられた頭が内容を理解した途端。宵の駅前に、俺の驚愕の叫びがこだますることになった。




 たまたま廊下を歩いていた総務の香取ちゃんを見つけて、俺は先日佐藤さんと飲みに行って以来の気になっていた事を聞いてみた。

「ブロック統括マネージャー?」

 香取氏は首を傾げた。

「あんたに何の関係が?」

 そこは今問題じゃない。

「いや、このあいだ会った取引先がね。うちの上の人に会ったことがあるって言ってたものだから」

 まさか佐藤さんの本当の肩書ですとも言えず、俺は適当にごまかした。同期入社の花(自称)はしたり顔でうんうん頷く。

「あー、いるよねそういう人。俺様これでも顔が利くんだぜ? とか吹かすジジイ」

 香取ちゃん、あなた営業に行った事なんてないでしょうが。

 この子の過去にどういう嫌な思い出があったのか聞く気も無いので、出来れば要点だけ教えて欲しい。

 しかし彼女の前振りは始まったばかりのようだった。ラジオ体操をやってる人みたいに、腰に手を当てて胸を張る香取ちゃん。いかにも見下したように鼻を鳴らして、俺の無知を嘲笑ってくれる。

「まったく、統括マネージャーがどれぐらい偉い人かわからないなんて……ホントに営業って脳ミソついてないのね」

「たまたま知らなかっただけだよ。先輩たちじゃあるまいし」

 いかん。この様子だと香取ちゃん、今は無駄話をしている暇があるみたいだ。この子は自分のペースと合わない騒ぎは嫌いだが、主導権を握っている分にはおしゃべりという最悪パターンの話好きなのだ。

 聞いた相手が悪かったか……でも営業部の先輩たちだと佐藤さんに又聞きしそうだし、役職者に聞いたらこの子ほどチョロくごまかせないしな。


 どうしようかと考える。

 ここで打ち切ったら香取ちゃんに不審に思われるな。とはいえ知りたい情報を聞くまで香取ちゃんに付き合うのも愚策。今は別行動だけど佐藤さんも社内にいるのだ。手身近に済ませたい。それに他の人にもあんまり聞かれたくない話なので、悠長に香取ちゃんに喋らせている場合じゃない。

 ポケットを探るとチョコレートバーがあったので、それを香取ちゃんに握らせた。一昨日寝坊して朝食代わりに出社中に買って、結局食えずに残ってたヤツ。香取ちゃんはお菓子を渡されるとすぐに食べたくなるので、これで興味は俺からチョコレートに移ったはずだ。

 案の定そわそわしだした香取嬢は、自分で腰を据えかけてたのにもうどっか行きそうな気配を見せている。

「ブロック統括マネージャーってのはね。地方を担当する本社部長職で、営業本部長のすぐ下になるの。だからうちの支店長で、その上が支社長で、統括マネージャーで、取締役本部長」

「メチャクチャ偉いじゃん」

「そうだよ。営業の中じゃ全社で十指に入る人だよ」

 まあ酒屋のオヤジが自慢したがるのも判るわ、んじゃ! と言い捨てて香取ちゃんは足早にどこかに行ってしまった。もう視線はチョコのパッケージしか見ていない。資料室にでも隠れて食うのだろう。




 これでブロック統括マネージャーとか言う馴染みのない役職がどんなものかわかった。


 面倒な話だけど、うちの会社は部署名と役職名と実際のランクが前後する場合がよくある。だから俺たち支店営業部は部だけど長は課長。本当に部長がいるのは支社営業部。そしてランク的には本社での階級が物差しになるので、支社の部長は本社の課長級にちょっと劣り、支社長でやっと本社次長級。支店長で本社課長級だから、うちの課長は……係長級か? 俺ら支店営業部のヒラは、まさか本社じゃ万年新入社員扱いじゃあるまいな。

 その辺りまではお互いの関係性を知ってないと色々立場がマズい事になるので、俺も入社すぐに先輩に叩き込まれていた。肩書の漢字をうのみにして、支社の部長が本社の課長に舐めた口をきいたらどうなるか、ってことだ。

 だからその辺りの中級職まではいいんだけど、支社長より上になると俺たちレベルじゃ接点が無い。稟議書も回らなくなるので、どんな名前の人がいるのかさえ全く知らなかった。

「話を聞く限りだと……佐藤さん、全国に八人しかいないブロック長の一人?」

 名刺を見た時も凄い偉そうだと思ったけど……あらためて香取ちゃんに聞いたら、やっと雲の上の人だと実感できた。

「気づくはずも無いよなぁ……そんな人たち、顔も知らないしな……」

 俺は休憩スペースの自販機に額を預けて、しばし衝撃の事実をかみしめていた。


「おい鈴木、コーヒー買いたいんだけど……売上実績見て黄昏たいんなら他所でやれよ」

 五分後、平松先輩に邪魔だと言われて俺は倉庫に移動した。




 それにしても、佐藤さんが統括というのは本当なのだろうか。

 聞いている通りだったら、佐藤さんは俺より二歳上の二十六歳。超期待の幹部候補生だったとしても、入社四年で統括まで上がれるほどうちの会社は小さくない。そもそも一日中うちの支店にいる。そんなお偉いさんが休職してるとか言ったら噂ぐらいされそうなものだ。


 あれから俺と佐藤さんの関係に何かあったかというと、何もない。

 翌日からも普通に接しているし、まるであの日何もなかったみたいに佐藤さんの態度も平静そのものだ。俺に対して口止めもしないし、向こうも秘密を漏らしたみたいな後ろめたさは微塵も感じられない。無かったことにしているというより、本当に気にしてない感じ。だから佐藤さんの行動も特に変わることはなかった。

「確かに出張とか個人で動くことも多いけどなあ……」

 俺も今まで、「明日はいないからコレとコレとコレ片付けて、ドコとドコとドコに行って来てね」って言われて「わかりました!」って素直に留守番してた。てっきり上の指示で動いているものだと思っていたけど……あれ、自分の都合で動いてたのかな? 課長があの通りだと、佐藤さんが成績を出している限り彼女のスケジュールを監督なんかしてないだろうな。把握もしてないかもしれない。

 言われれば行動に怪しいところはある。でも常識的にはそんな地位にあるなんてあり得ない。そして何より重役に次ぐお偉いさんが無理をしてまでこんな支店に常駐して、半人前の面倒を見てるとか……“そんな事をする意味が判らない”。

 佐藤さんの正体って、実は社内でも指折りのお偉いさんというよりは……。

「……まだ座敷童の方が現実味があるよなあ」

 あれだけ大酒のみでロクな事しない人だと、別の妖怪のような気もするが。


 どう考えたものかと思い悩んだ末、俺は解決しない疑問をはっきりさせてみることにした。

 つまり、二人で外回り中に聞いてみたのである。

 ……後日その結論に至った思考の道筋を説明したら頭悪いと言われた。普通は外周から推論の証拠固めをして、外堀を埋めてから直撃するものだそうだ。その疑問の証明方法がわからないから直接聞いたのに。解せぬ。


 営業車で走りながら昼食をどこで摂るかを相談している時、ふと会話が途切れた瞬間に俺はズバッと聞いてみた。

「うーん……」

 佐藤さん、返答を濁して唸っている。言えないのかなとも思ったけど、そんなに深刻な顔はしていない。むしろどう説明したものか、困っているって感じだった。

「別に大した話じゃないんだけどねえ。なんて言うか、運転中にサラッと流す話でもないって言うか」

「じゃあもうすぐ昼飯ですし。そこでどうですか?」

 ここまでは予定通り。

「そうだねえ……」

 まだ歯切れが悪い。俺は考えていたとっておきを出した。

「『7th』の『佐世保ステーキバーガー・デラックス』に『ポテト&ルートビア』セット付けましょうか?」

「前に入ってみたいって言ってた、あの行列店だね!? よし、今から行けばちょうど混む前に入れるんじゃない? 食べながら説明するよ!」

 うん、絶対釣れると思った。


 ちなみに。

 佐藤さんの名誉のために言えば、彼女が釣られたのは奢りじゃなくて珍奇なメニューの方だ。思ってもみない物を提案されてリアルに食指が動いちゃったのだ。“好奇心、猫を殺す”って慣用句を体現する女、佐藤さんにはそういう手段が効くのである。




 着いてみると、ウエスタンスタイルの店内はまだ半分も埋まっていなかった。平日の十一時過ぎだから当たり前と言えば当たり前だ。佐藤さんが嬉しそうにキョロキョロ見回す。

「外回り中に来たこと無いよね、ここ!」

「忙しい昼休みに来るような店じゃないですからね」

 手作りハンバーガーは挟む物があれこれ多い上に、パテもバンズも厚みが大手チェーン店の比ではない。お値段が普通にステーキ食えるような価格だし、作るのも食べるのも時間がかかる代物なのでリーマンの昼飯には向かな過ぎる。

 その点今日の俺は、何時間かかろうと佐藤さんからきちんと聞き出すまでは席を一歩も動かない覚悟だ。サボリーマンの決意を甘く見ちゃいけない。


 ハンバーガーが出てくるのが当分先なので、俺たちはとりあえず先に届いたルートビアで乾杯した。日本では馴染みが無い上に“征露丸のようだ”と言われる素敵な香りを放つ液体を、佐藤さんはキューっと気持ちよく一気飲みして即お替りする。この人、名前に“ビールビア”ってついていればなんでもいいんだろうか?

「そうそう、それでナゼ支店にいるのか、だったわね」

 二杯目が届いたところで佐藤さんから話を振ってくれたので、俺は急いで頷いた。

「うーん、なぜって言う話でもないんだけど……敢えて言ったら暇つぶしかな」

「はっ!? ……暇つぶしって」

 唖然とした俺がおうむ返しに呟いた言葉に、佐藤さんはそうそうと頷いた。

「マネージャーの仕事って、極論すれば数字の分析と麾下の営業部署へ大まかな方針を指示する事だからさ。お客さんのところ廻ったり、商談で説得するのに相手に合わせた細かい資料作ったりって時間と手間がかかる仕事が無いんだよね」


 いや、そんなバカな。そりゃ外回りみたいな時間を食うことはやらないかもしれないけれど、上には上の仕事が山盛りあるはずだ。


 ……と思っても、俺は口には出さなかった。当人がそう言っているのに、どんなことをしているかも見たことが無い平社員が反論するのもおかしい。

 佐藤さんはそこの環境によっぽど不満があるのか、おしぼりを開いたり畳んだりしながら愚痴を続ける。

「一日中執務室にこもって書類ばっかり見てても気が滅入るし、オフィスの中をふらつけば見られてる他の人たちが仕事にならないじゃない? だから思ったのよね。仕事の合間に現場見に行ってた方が暇もつぶせるし、実情もわかって一石二鳥じゃないかって!」

 自分のアイデアについて語る佐藤さんの目がキラッキラしている。うまい事を思い付いたって本気で思ってる顔をしている。……やばい、これマジな話だ……。

「どうせ元から本社と支社と視察のローテで行ったり来たりだから根無し草みたいなものだし、執務室は支社に間借りで居づらいし。どうせデータもメールも社内ネットワークが見られるところならどこでもアクセスできるじゃない。なら現場でフラフラしてたって仕事はできるって気がついたの。いや、支店に遊びに来て正解だったわー。お得意先廻りして製品を売りつけるって楽しいね! 仕事してる実感があるよ」

 そう言って佐藤さんはグイっとジュースルートビアをあおって一息ついた。

 本当に楽しいらしくて顔がツヤツヤしている。そして言い切るドヤ顔も大変カワイイ。カワイイが、お話の内容は可愛いなんてとても言えない。

 俺は今の話で、一番気になる点を聞いてみた。

「あの、マネージャーのオフィスの方はどうなっているんですか?」

 向こうには向こうの生活があるはずだが……。

「電話番と提出物を仕分けるスタッフはいるよ? メールと書類系はこっちの端末で見られるから転送かけてもらって、指示出しはメールと電話で済んでる。会議と渉外だけは行かないとならないけど」

「……どんな人だか知らないけど、主のいない部屋で尻ぬぐいだけさせられてるスタッフの人にすっごい共感します」

 その人もアレかな? 酔っぱらった佐藤さんを無理矢理電車に押し込んだりしているのだろうか……俺、不遇の秘書? さんとなら初対面でも話が合いそうな気がする。


 ここまで聞いて、これは本当に本当みたいだと俺も信じられるようになってきた。

 やっと届いたハンバーガーにかぶりつきながら、俺はトンデモな先輩改めトンデモな上司の話を反芻して嘆息する。

「さすが二十六歳で統括になれる人は発想が違いますね……」

「アッハッハ!」

 説明書き通りにハンバーガーを叩きつぶしていた佐藤さんが笑い出した。

「別にそういう事を考えたからマネージャーになれたわけじゃないよう。ってか、頭の出来ぐらいで小娘がマネージャーなんかなれるわけないじゃん!」

 なってる本人がそれを言うか。そして言う事が事実なら笑ってちゃいかん所じゃないのか? それ。

 それでもマネージャーをやっているというのは、どういうことなのか。

 俺が居住まいを正して次の言葉を待っていると、佐藤さんは口いっぱいに頬張っていたハンバーガーを飲み下してチロリと唇を舐めた。

「ソースが甘めだけど、パテ自体の塩胡椒が効いているから全体に味は引き締まっているね……うん、これは本場で食べて見たくなってきた。他にはどんなのがあるのかしら」

 マジな顔でメニューをにらみ始める佐藤さん。これは……俺はたまらなくなって叫んだ。

「佐藤さん!? 話、まだ終わってませんから! 肝心なのはココからですよね!? すぐに関心が他に移るところ、わりとマジで何とかしてもらえませんか!?」

「私、本能で生きてるの」

「それは重々知ってます」


 佐藤さんはハンバーガーを食べ進めながら肩を竦めた。

「と言っても、後は別に大して話すこともないわよ? マネージャーしているのだって、ただ単に縁故入社ってだけなんだから」

「はあ……」

 そりゃ、旧態依然としたところがある会社だからコネ採用やお手盛り人事はあるかもしれないが……。

「でも、取ったばかりの新人をマネージャーに据えることができる人って」

 一気にこんな高位まで引っ張り上げる権限は社長にも無いんじゃないのか? 部長級だぞ?

 佐藤さんは最後のかけらを口に入れながら、なんでもないことみたいに理由をしれっと教えてくれた。

「おじいちゃんが会長してるだけ。うち同族経営だからねえ、無茶できるんだよね」

「はあ……いや待って? えっ!? 会長!?」

 会長って、たしか創業家の当主だよな? オーナーで大株主だから、そりゃ強引な人事も通しやすい……って。

「もしかして佐藤さん……会長の孫娘で社長の娘!?」

「え? やだなあ鈴木君。違うよお」

 あれ? 俺の知識は間違っていたみたいだ。食べ終えた佐藤さんが指を舐めながら笑って否定して来る。

「会長は確かにおじいちゃんだけど、お父さんは専務営業本部長の佐藤だよ。今の社長は番頭の荒木さんが中継ぎでやってるじゃない」


 ヒラには大して違いは無いです、お嬢様さとうさん

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