不穏分子

今日、給料日でした。例年のこと、九月は営業日が少ない。非正規雇用の時給稼業の人ならわかる、手取りが少なくなる月です。じゅうろくまんだと。今月はそこから住民税を払う。家賃ろくまん。いくらで生活しろと言うのか?と怒りが沸くのが俺たちの給料日だ。自由になる金なんかない、ずっとずっとずっと。これが自己責任なわけがない、いやなら辞めろじゃねえんだよ、社会がおかしいだろうが。フルタイムで人を使って、生活苦に留めて平気な顔をしている職場に愛情が湧くはずがない。働きながら、会社を憎み、見て見ぬふりをする同僚を憎み、社会を憎む。こんな人間を生産維持する社会構造と不公正をおかしいと思う、それが普通の、真っ当な感覚だ。我々は潜在的に日本を憎んでいる。静かに絶望している。大人しい不穏分子だ。怒ることができたら、世の中は変えられる。俺たちは人口が多いんだ。


絶望しながら生きる方法をいくつか続けます。

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