6.波紋はもん
「御影さん、すみません。遅くなりました」
しばらくして、控え室に飛び込むように入ってきたミルクさん。
「遅い!それで、ピンクはあとひとり見つかったのか?」
「それが…申し訳ありませんが、具合が悪かったり連絡が付かなかったりで、どうしてもあとひとりが見つかりません」
「それでは困るんだよ」
ミルクさんを待っている間、控え室の中を行ったり来たりで落ち着かない様子だった御影さんのせいで、ひとりでさっさと着替えて帰ることもできず、なぜか一緒にミルクさんを待つしかなかった。
控え室として使っている一室は、元々旅館内のバーだったため、バーカウンターやソファー、奥の化粧室、ロッカールームなどもそのままになっていた。
御影さんはソファーに座る私から少し離れて掛け、頭を抱え込んだ。
「なんとかならないのか」
抑揚や口調こそ変わらない御影さんだが、苛立ちが徐々に募りつつあるのが私にもわかる。
「…ゆず、大宴会場にサヨがいただろう?今すぐ呼んでこい」
「え?でも…」
「ちょっとお待ちください御影さん。大宴会場のお客様は、サヨのことをとても贔屓にしてくださる大事な方です。随分前からご予約をいただいていましたし、とても途中で引っ張ってくることはできません」
「それでは困る」
ミルクさんの必死な訴えも虚しく全く引き下がろうとしない御影さん。
「今日は大事な商談だと言ったはずだ。大物ふたりの対談が実現するか否かで今後の売り上げにかなり影響するんだ」
「ですが…急な事ですし、どうしても今日は私とアカネのふたりしか無理なんです」
ミルクさんは困ったように、でも御影さんに対しても意見はしっかりと述べる。お客だろうが御影さんだろうが間違いは正す、芯のある人だな、と改めて感心する。
「蓮沼先生は偶数を極端に嫌う人だから、どうしてももうひとり必要なんだ」
「え?」
ふたりのピリピリした会話の中にふと聞いたことのある名が出てきて、つい口を挟んでしまう。
「蓮沼先生って…もしかして
「そうだ。知っているのか?ゆず」
「はい。読んだことあります。偶数ギライって探偵シリーズの主人公のことじゃないんですか?」
「そうなんだが、それがヒットしたから験担ぎで自らもそうしているとか。変わり者が多いからな大物は」
「そうなんですか」
「蓮沼先生は大の女好きで、締め切りは守らないし簡単に嫌な仕事は蹴る。担当編集は下僕のように使われ次々辞めていく。ここ数年はベテラン編集がついてうまくやっていたが、ヒットがなくスランプが続いている。おまけにベテラン編集が他社に引き抜かれて今は上谷が犠牲になっている状態だ…対談相手の先生にも最近これと言ってヒットがないし。この対談でふたりに何とか火をつけあわよくば、若い層にも蓮沼弥一のファンを増やそうと思ってるんだよ。読んでもらえさえすればあの人の本はおもしろいんだが、」
蓮沼先生の本について真剣に語りだした御影さんの表情が面白くてつい見とれていると、それに気づいたのか、ハッとして視線をずらした彼。
「な、なんだよ」
「御影さんって本当に本が好きなんですね」
「当たり前だ。しかし今はそれどころではない」
「あ、すみません」
「御影さん、私ひとりなら奇数ですよね?」
と、ミルクさん。
「3人というのが蓮沼先生からの要望なんだ。それに英先生もいらっしゃるんだからミルクひとりではどうにもならないだろ」
「そ、そうですよね」
「え?」
今、英先生と聞こえた気がしたけれど…
「御影さん!蓮沼先生の対談相手…誰だって言いました?」
「
「え!」
やっぱり。離れて座る御影さんの所までお尻をズイズイっとスライドさせて近づき、挙手をする。
「はい!私やります!」
「はぁ?却下却下!」
勢いよく宣言したのに、間髪入れずに却下され相手にもしてくれない。
「君には無理だ」
「だって英先生もいるなら…」
「ふざけないで、ゆず!」
ミルクさんもため息混じりに否定する。
「そんなつもりは…」
「ゆずはノーマルだろ?遊びじゃないんだ。帰れ」
「私、英先生の大ファンなんです!」
「ファンなら余計に関わらない方がいい。英先生は週刊誌にもよく出ているだろう?ふたりとも女好きで有名だ。大物ふたりに何されるかわからない」
「私大丈夫ですって!」
「ちょっと触られたくらいで固まっている奴に勤まるわけないだろ」
「だから覚悟はできてますって!」
売り言葉に買い言葉、というやつなんだろうけれど、どうしても英先生に会いたくて食い下がる。
御影さんは考え込んだように黙り込み、しばらくして、
「…わかった。もう時間がないから願いするが、失態は許されないからな」
仕事上基本的に決まった衣装はない。指定があれば希望に沿った衣装が用意されることもあるらしいが、だいたいは、仲居さんのような2部式の着物や浴衣。客層に合わせてちょっと高そうで窮屈な着物だったりもするらしい。
しかしピンクともなれば…
「何ですかこの衣装」
「まだましな方よ」
ロッカールームでミルクさんがまだまし、と言ったかなり短めの浴衣(着物ドレスというみたいだけど)にハイソックス。サテン生地で色はいかにもな薄めのピンク。大きく胸元が開いていて、当然下着も衣装のパンツのみ。
「こ、これ大丈夫なんですか」
「うるさいわね。見えたら見えたで仕方ないの。行くわよ」
ミルクさんとアカネさんに注意点を嫌と言うほど叩き込まれ、後は軽い打ち合わせだけで会場へ急ぐ。
接待する側は編集長の御影さんと上谷さん。相手は人気作家ふたり。静かなところがいいから、と普段は宴会には使用しない奥の客間を指定してきたという。
最初は商談があるからと、私たちは部屋の外で待機するように言われたが、中の様子が気になってほんの少しだけ襖を開けて覗いてみる。
上座には年上の蓮沼先生とその隣には英先生。英先生はよく雑誌にも顔出ししていることもあってすぐにわかった。やっぱりイケメンで、落ち着いた雰囲気の方。
「読者もそろそろ蓮沼先生の新作をという声が高まっておりまして」
「さすが直球だな、編集長」
「申し訳ありません」
60代後半くらいで強面和服姿の蓮沼先生が、キッと御影さんを睨み付ける。
「そういうのは嫌いじゃないが…今回の人気作家と対談という企画はお断りしたい。どうせこんな下らない企画は上谷が考えたんだろ?」
「あ、いえ…すみません蓮沼先生」
シュンと肩を落とす上谷さん。
覗いている後ろで、ミルクさんがやめなさいと無言で私を引っ張っているけれど、その割にはミルクさんもアカネさんも興味津々で覗いている。
「くだらんな」
「すみません先生、そのくだらない企画を推したのは、編集長のこのわたしです。若手との交流もよい機会だと考えましたので本日、この場を設けさせていただきました」
「売れたいなら人気者にあやかれと?」
「……」
御影さんは何も答えない。
「さすが鬼編集。売るためなら人のプライドなんてお構いなしか」
「仕事の出来る優秀編集者を失ったばかりでなりふり構っていられなくなりまして」
「御影貴様ッ」
「まぁまぁその辺で。蓮沼先生も御影くんも熱くならずに。僕だって蓮沼先生のおかげでうまくいってた担当さんを失ったひとりなんだからね」
「なんだと若造!相変わらず偉そうだな、英」
「蓮沼先生落ちついてください」
「黙れ上谷」
英先生を庇おうと口を挟んだ上谷さんは、間髪入れずに一蹴され、更に落ち込む。
「上谷くん可哀想に。蓮沼先生、僕は若造と言ってももう39ですよ?…まぁひとまず女の子を呼びましょうよ。先生のわがままで日程が急遽変更されてせっかくのデートを蹴ってきたんですからね」
英先生の軽口に、ただでさえ強面の蓮沼先生の表情がさらに凄みを増す。上谷さんがなんとか機嫌をとっている最中、御影さんから声がかかる。
その声を合図にして、ミルクさんを先頭に部屋に入り、私は打ち合わせ通りに一番下手の御影さんの隣についた。
余計な事は考えず普段通りお膳の運搬、お酌に徹しろと言われていたので、なるべく肌寒い衣装の事は考えずに仕事をする。
アカネさんは蓮沼先生に肩を抱かれながら、ミルクさんも英先生とかなり密着しながら盛り上がっているようでお酒も進んでいるようだった。
邪魔をしないようにそっと空いたグラスにすかさずお酌をしようとすると、
「君、緊張しているのか?」
蓮沼先生に声をかけられる。
「い、いえ、すみません」
先生はじと、とした目で私を上から下まで見てまわす。
「見ない顔だな。名前は?」
「し、失礼致しました。お初にお目にかかります、ゆずと申します」
深々頭を下げる。
「固いなー初心者か?顔をあげなさい」
「はい、すみません」
言われた通りに顔をあげると、彼は私を見ながらアカネさんの肩に回した手をそのままに、もう一方の手をはだけた胸元に突っ込んだ。悪びれる様子もなく隠しもせずに、無表情でアカネさんの胸を揉みしだく。
アカネさんもお構いなしに先生に身を委ね、時々色っぽい声を出しては先生を興奮させているようだった。
いつもとは明らかに違う雰囲気に圧倒され、体が震え思わず目をそらしてしまう。
「君が照れてどうするんだね、ゆず」
アカネさんの胸を触りながら、嘗め回すようにうなじに何度もキスをしている先生。
「ちゃんと見て勉強しなさい」
「は、はい」
「申し訳ありません、蓮沼先生」
ミルクさんが隣から、フォローしてくれる。
「ゆずは極度のあがり症でして…仕事が手につかないようです」
「そうか」
「ゆず、もういいわ。下がりなさい」
「え、でも…」
「なぁ、ゆず」
蓮沼先生が私を見る。
「は、はい」
そして先生はアカネさんを離し、さっきまで彼女が乗っていた膝を指して彼は言う。
「ここに来なさい」
「え?」
怖い。体が動かない。
「どうした?できないのか?」
なんとか体を動かそうと頑張って彼に手を伸ばすと、それを強く捕まれ、更に抱き寄せられそうになるのを、
「蓮沼先生!」
御影さんの声に遮られる。御影さんはそのまま先生の前に両手をついて、
「申し訳ありません、蓮沼先生。その子は本来ノーマルですが、人手が足りず私が無理やり連れてきた子です。どうかご容赦ください」
「なんだって?」
蓮沼先生は、怒鳴り声をあげながらもしぶしぶという感じで私を離してくれた。
「大変申し訳ありません」
再度頭を下げた御影さん。
「御影さん、それは私が…」
そこにミルクさんが割り込もうとするのを、今度は英先生が割り込む。
「あ~あ。ゆずちゃん可哀想にー。何も知らないできたの?」
「え?い、いえ、ち、ちが…います」
憧れの英先生が私に話しかけてくれている…あまりに信じられなくて、緊張してうまく話せない。
一度深呼吸をしてから続ける。
「違います。私が、御影さんやミルクさんの反対を押し切って…来ました。覚悟は、できてます」
「そっか」
「覚悟があるならいいだろう?ゆず、脱げ」
「え?」
蓮沼先生は高圧的な態度で言う。
「早くしろ」
「またまた蓮沼先生ったら大胆~僕先生のファンなのに残念だなぁ」
「ふざけるな英!私の作品など読んだことないだろう?」
「やだなーありますよ」
「ではどの作品の何がいいが言ってみろ」
「えーっと…ゆ、ゆずちゃんは?知ってる?」
「え?…『愛や関心ないところに憎しみは生じない』」
英先生に突然話を振られ驚いたが自然と出た台詞に、蓮沼先生は目を丸くした。
「マリア探偵シリーズの名台詞、私大好きです」
「そ、そうかそうか」
蓮沼先生の強面が僅かに緩んだ。
「僕もそれが言いたかったんですよー蓮沼先生」
「うるさい若造が!ちょっと売れたくらいで調子に乗りおって…わたしは君と違ってちゃんと君のデビュー作を読んだことかあるが、さっぱり良さがわからんな」
「お恥ずかしい。もっと売れたやつ読んでくださいよ」
「うるさい黙れ。こんな話し合いなど無駄だ。御影、もう帰らせてもらう」
「蓮沼先生、お待ちください!」
「わかっている。新作の件、努力しよう。マリアシリはーズはちょうど20作目で止まっていたから気持ちがよくないと思っていたんだ。完結編でも書くかな」
「シリーズ最高傑作をお待ちしています」
上谷さんとアカネさんが蓮沼先生を見送りに出ていった直後、大きなため息が漏れる。
「だから蓮沼先生と僕の対談なんてうまくいかないって言ったのに」
グラスが空いた絶妙なタイミングで、ミルクさんがすかさずお酌する。
「申し訳ありませんでした英先生」
「べつにいいけど…というか、僕はしばらく書かないよ、御影くん」
「え?」
「どうせ僕にも新作を要求するつもりなんだろうけど、先日短編集が出たばかりだろう?」
「そこまでご理解頂けているのであれば話は早い。前々からお願いしている長編の恋愛物を」
「…善処するよ」
英先生は御影さんから私に視線を移すとにっこりと綺麗に笑った。
「そーいえばゆずちゃん。さっき助け船ありがとね」
「え?い、いえ…私も、助けていただいて…」
「蓮沼先生のファンなの?」
「いえ…私は…英先生が、大好きです」
「本当に?嬉しいなぁ。隣おいでよ」
「英先生、ゆずは…」
「わかってるよ御影くん。でも、ゆずちゃんは覚悟してきたんだよね?」
「え?」
蓮沼先生みたいに強引ではないけれど、彼の緩慢な口調に乗せられ自然と従ってしまう。
「その覚悟…どの程度かな?」
そして先生は、私の肩を抱き寄せ耳元で囁く。
「僕の小説面白い?」
「は、はい!」
「ふーん。面白くないのもあったでしょ?」
「ありません」
「正直に言っていいよ 一番おもしろくなかった本は?」
元々胸元が際どく開いた浴衣の合わせ目から彼の手が徐々に入り込んでくる。
「せ、先生?」
「早く教えて」
「えっと…あの…よ、『夜明けの月』」
「え?」
先生の手が止まる。
「「ゆず!」」
「あ、す、すいません」
ミルクさんと御影さんの怒鳴り声で、私は慌てて先生から離れて頭を下げた。
「申し訳ありません」
「すみません、英先生」
ミルクさんも一緒に頭を下げてくれる。
「ゆず、あんたは何を言っているの?夜明けの月ってすごく泣ける、って話題になった作品ですものね?映画化もしているし…」
「僕が聞いたんだから責めないであげてよミルクちゃん」
「で、でも」
「ゆずちゃん、どうして面白くないと思ったか教えてくれる?」
「申し訳ありません」
「いいから、言って」
「はい。あのお話はとても泣けますし、好きですけど、でも英先生の作品にしては綺麗すぎるというか」
先生は、僅かに目を見開く。
「すみません!」
「いいから、続けて」
「私先生のデビュー作から全部大好きで何度も読み返してます。それはどんな主人公でも人間味があって、心の汚い部分をさらけ出してでも何かを得ようと努力していますよね。誰かに向けたラブレターを読んでいるみたいっていうか、拙くても必死で何かを伝えようとしているっていうか…」
「そういった部分を捨て綺麗にまとめるようにしてから売れるようになったんだけどな…」
「す、すみません!」
「じゃぁ逆に好きな本は?」
「全部好きです!」
「ひーとーつ」
「えっと、デビュー作も好きですし…先日出たばかりの短編集も面白かったですし…えっと、あ、すみません、やっぱりいっぱいあって選べません」
「ふーん。…誰かに向けたラブレターか」
呟くように言った後で先生はす、っ立ち上がった。
「先生?」
「御影くん、申し訳ないけど僕ももう失礼するよ」
「待ってください先生!これは、私が勝手に意見してしまっただけで…御影さんには全然関係なくて、」
「ゆずちゃん、慌てないで」
必死で食いつこうとした私を宥めて先生は続ける。
「昔僕は売れない作家でね。なんとか成功したくて、もがいてもがいて出版社や読者に求められるがまま売れるための本を書くようになった。それで売れるようにはなったが、…正直楽しくなくてね君に言われて思い出したよ、何のために作家になったのか」
「先生」
「やっぱり僕の書きたいように書かなきゃダメだよねーということで御影くん」
「はい」
「新作は書く。ただし担当は御影くんがやってくれるのなら」
「了解しました。ありがとうございます先生」
「なーんか、僕も蓮沼先生も乗せられた感あるなぁ。ねぇ?御影くん」
「さぁ?何のことでしょう」
「まぁゆずちゃんが読者第一号になってくれるならいっか」
「え?ほ、本当ですか?嬉しいです!」
私のせいで御影さんの仕事を邪魔するところだった。何とかなってよかった。
御影さんが英先生と握手を交わしているのを見てひと安心する。ミルクさんも安心したように肩を撫で下ろす。気持ちが楽になった私はホッと一息つくと、
「ゆずちゃん」
「え?」
英先生に呼ばれて顔をあげるとすぐ目の前に先生の顔が…
「先生!!」
御影さんが声をあげてようやく我にかえる。
今、何か口に触れたような……
「ゆずちゃん、この後僕と過ごさない?個人的に」
「は?」
「先生、そういったサービスはありませんのでご容赦ください」
ミルクさんの怖い声。
「そうなの?噂ではやってる子もいるって聞いたのにな」
「蘭館にもご迷惑になりますので」
「だよね。わかったから、御影くんも怖い顔しないで」
また会おうね、と英先生は優しい表情で笑った。
ミルクさんは先生の見送りにと一緒に部屋を出て行き、姿が見えなくなると一気に全身が脱力感に捕らわれその場にへたりこむ。
「お疲れ」
肩を叩かれる。
「御影さん、スミマセンでした」
「いやいや、結果的に助かった。読み通り売れっ子作家に刺激され蓮沼先生はきっと良いものを書いてくれる。英先生もやる気を出してくれた。全部君の手柄だな」
「そんなこと…」
「あの程度ですんで良かったな」
「え?あの程度?」
「だから、キスくらいで済んでよかっただろ」
「…そう、ですね」
それからなぜか彼の言葉が引っ掛かって離れなかった。
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