第2話


この世界で親しまれている本がある。

子どもから大人まで誰もが知っている人気の本のタイトルは──。


『サラの冒険譚』

サラは魔女であり、最年少で魔女になったらしい。

サラの出逢いと別れ、旅のことがこと細かく書かれている。挿し絵もあり、人気を博している。

数多い旅の出来事が書かれている。その内の一つ。

赤き魔女は狂っている。というタイトルがあり、タイトル通り酷く残酷な内容だ。

内容は、遠い遠い国、タージフーミという国にサラが着くとそこは建物は見るかげもなく壊されていた。あちらこちらで灰色の煙がたちのぼっていた。空気はもちろん悪い。足場も悪くとてもではないが身体を壊しそうで立ち去ろうとしたサラの耳に甲高い悲鳴が聞こえた。悲鳴がした場所に向かうと、そこには身体全身が赤く染まった魔女が狂った笑い声をあげていた。その魔女の前に男性が倒れていた。彼は異形の身体だった。周りは血で赤く染まっていたらしい。

サラは彼女に尋ねたが、酷い答えが返ってきた。

すぐにサラはタージフーミから離れた。


その話には感想が最後書かれている。


この話以外はあまりグロくない。読んでいていい話が多い。


サラの冒険譚はもちろん、フィナーリレも好きな本である。サラの冒険譚は全巻揃っている。


小さい頃にお母さんに読んでもらっていた。寝る前にも。



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