5ページ目 カウントダウン

  彼の行動日記も残り1ページとなりました。


  それなのに彼の毎日は変わらない。


「きっと彼はこの物語が終わるのを知らないんでしょう」


 私は祈るように目を閉じた。


「ここに戻ってきたら初めになんて声をかけましょうか」


 そうして物語は終焉を迎える。最後のページによって。

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