タイトル編

タイトル付けのやり方

 小説を書いている皆さんなら、この壁に悩まされた経験がある方は多いのではないでしょうか? そんな方に向けて今回はタイトル付けについて簡単に触れていこうと思います。


 まず初めに、タイトル付けはその人その人の感性により良し悪しが異なります。なので、「違うだろ!」っていうものもあると思います。ですが、本当にダメなものは無いと念頭において読んでいただけると幸いですね。


 では、第一段

 断定型タイトルと否断定型タイトル


「……え? なんだって?」


 いきなりこんな事言われても訳が分からない方が結構居ると思います。ですので、ここからは例を用いて書いていこうと思います。


 まずは、お話の流れを決めておきますね。

 話がないとタイトルもなにもあったものではないので……。


 お話 ラブコメ

 

【「好きです……」

 僕は突然告白されていた。僕の前には幼なじみの由美がいる。彼女とはここ15年間のつき合いだがそんな予兆はなかった。それなのにだ。


 僕がしばらく考えていると、しゃくりあげるような音が聞こえた。

「うっ……」

 僕がなにも答えなかったからだろうか、彼女は瞳に涙を灯して駆けていった。】


 まぁ、こんなお話が有ったとします。内容が薄いとかについてはご容赦ください。取りあえず短く閉めたかったので。


 とまぁ、気分を変えて早速タイトルを考えて行きましょう。


 今回のテーマは断定型タイトルと否断定型タイトルでしたね。まずは、断定型タイトルからつけていこうと思います。


 断定型タイトルとは、物事をこうだ! っと断定しているものです。


 今回のお話で例を挙げるなら、


 [僕、告白されました。]


 [彼女は僕を好きに違いない]


 とまぁ、こんな感じのものです。つまり、有った出来事をそのまま、まとめているタイトル付けですね。

 この系統のタイトル付けにはメリットとしてはなにについてか分かりやすいや出来事が強ければインパクトが出ます。逆にデメリットはありきたりであったり、「だから?」って思われやすくなります。あ、後インパクトもなかなか出ませんね。


 次に、否断定型タイトルについてです。今回のお話で例を挙げるなら、


 [幼なじみが告白してくるわけがない]


 [僕、告白されませんでした]


 こんな感じです。2個目の奴が強引とかおもった方結構居るのではないでしょうか?

 ですが、「はぁ?」って思わせることができたならこれは大成功です。つまり、否断定型タイトルとは実際に起こったことと、否定的なタイトルを付けることです。

 これのメリットとしては、インパクトが与えやすいということです。なんて言ったって、イケメンに「君ブスだね」と言ったら周りの人は「え!?」ってなりますよね。しかし、ブスにブスと言っても「え!?」とはなりにくいわけです。逆にデメリットとしては、あんまりなタイトルに成ってしまうことが多いということです。


 今回は断定型と否断定型タイトルについてお話しました。まだ、簡単に付けやすいタイトルですので迷ったら活用してみてください。次回は、説明型タイトルについてお話します。


 では、また~


 

 

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