第12話 言語

ユウキ:いうけどなぁ! 堕ち人諸君! パンドラに落ちた時はアルヴェリアに向かうのが一番ベストだからな!

澪夢:私たちがそもそもアルヴェリア国民だってのもあるんですけど、アルヴェリア以外だと言語で苦労しますよ!

ユウキ:まぁ、言語で苦労するのはアルヴェリアもそうなんだけどな!

澪夢:アルヴェリア共通言語は死ぬほど複雑ですからねぇ。前時代から「極悪言語」「普通に喋ってるだけで暗号」「人が考え付いた言語ではない」と散々な評価ですからね。

ユウキ:日本人だとまぁ、まだいいんだ。ある程度理屈がわかりやすい。

澪夢:まぁ、ひらがな、カタカナ、漢字に準じた文字があるとか、文法とか結構近いですからね。

ユウキ:まぁ、ハルト君曰く「日本人でもキレる複雑さ」と言われてるが。

澪夢:(笑)どんだけですか。うちの言語。

ユウキ:だよな。で、初めに戻るが……そんな極悪言語のアルヴェリアを推す理由はいたって単純で。サテライトと契約したらサテライトが翻訳してくれるんだよ。同時翻訳だぞ同時翻訳。言語の壁をぶち壊していく。

澪夢:まぁ、文字は流石にウィンドウ越しになるんですけどね。あと、二重音声みたいになるので若干違和感ありますけど。

ユウキ:慣れるまではありがたい補助ですよ。サテライトまじ有能。

澪夢:ですねぇ……私にも欲しかったです。

ユウキ:……そだね。暦前には存在してなかったもんなぁ。サテライト。

澪夢:あと、ぶっちゃけ-八番街-だと日本語通じることが多いです。

ユウキ:外津神が日本産って場合が多いのと、日本系の堕ち人が多いからな。サテライトを契約するのも-八番街-でやるとめっちゃ楽だぞ。俺も澪夢も日本語使えるしな。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る