第5話 攻撃魔法

ユウキ「俺の分野だな。戦闘に使用される魔法を答えよ……か。基本的には攻撃魔法は属性魔法と神聖魔法、それに黒魔法で分類されてる。が、例外もたくさんあるな。〈鷲掴み〉とか〈委縮〉とか〈消滅〉とかはもろそれ。それに召喚魔法系も例外。黒魔法ってのはいわゆる呪術で、丑の刻参りはこれの分類だな。神聖魔法は神に祈り、神の力で浄化する……ん、だが、俺に祈っても神聖魔法にはならないので注意。俺はあくまで魔術の神だからな! 神聖魔法で祈る神は俺じゃないぞぅ。……まぁ、仲介はできるが。性格的にそういうのはしたくない。癪だから。属性魔法はまぁ、所謂ところ……だな。あ、あと星術なんてのもあるぞ。スターダストシューターとかその口。並みの魔法使いなら触媒やら詠唱やら長ったらしく準備してるけど、俺には関係ないからなぁ……。俺がよく使ってるイクスターミネーションブラストは無属性収束魔法。某魔砲少女のSLBと似た魔法だな。アレにホーミング弾の弾幕が降り注ぐ魔法って思ってくれて相違ないぞ。あ、黒魔法で思い出した。人形を操ったり、人を人形にしたりする魔法も黒魔法だな。あと、生命体を爆弾に変える魔法なんかもあるし……メジャーなところで言えばファイヤーボール、アクアボール、ライトニングボールからフレイムシューターをはじめとするシューター系魔法、それに……フレイムアロー、サンダーアロー……もうちょっと火力を強めてファイヤージャベリン、有名どころは属性魔法が多いな。あ、面白い魔法といえばアシッドレインなんか面白いよな。気象操作魔法なんだが、これ-街-内で使うのは重罪でなぁ……俺ですら使っちゃダメという。権能なのに」


澪夢「オタクに専門のこと説明させちゃだめですって。意気揚々と早口で解説しだすでしょう?」


ユウキ「詠唱呪文は俺には関係ない話だけど、この世界の法則として、火力を上げるには詠唱を長くするか一度に込める魔力の量をあげる、なんかがあるな。俺の場合はさらに術式を効率化してロスをなくしてる。あ、俺は俺の中で完結するから詠唱が要らないんだが、異界の魔術は詠唱してるからな。この世界の法則で動かない魔法とかは詠唱せざるえん」

澪夢「あるんですか。そういうの」

ユウキ「あるよー。たくさん。普通の魔法使いだとそもそも存在を知覚できないレベルの魔法がいっぱい」

澪夢「へぇ……」

ユウキ「あと、多重起動しすぎた場合とかも歌うけど」

澪夢「そっちのパターンの方が多くないですか?」

ユウキ「一人で面制圧するからには多少はね?」

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