第83話 旨

 及ばんから、一つの空虚を示唆され、博すのか?いやあってはならない。なまじ、博せどすぐに帰国するだろう。


 やもめ敦弘、名をも欲すか?だが、旨とは全体で保身か躍起しかあらず。頭目は、わだかまりこそ見られ。


 で、思惟。自分がキリシャに居れば各々の面目は保てるだろうと。破壊を固執。破壊にあっても粛清がなく。そして、破壊は遊戯をいい。


 遊戯のままであろうと。やもめ敦弘、耐え抜くべし。職質受けそうだが、人混みを避ければいい……。


 側面、比較。ベクトル、鏡なら鏡、映った自分。解釈、自我……ままでいい。つまり解釈は、先見の内にあるんだな。


「俺、誰かに似てないか?」


 心中である。読み取れ……。局面、こういった人物が逝去ともなると。


 ニュース――。「快悦待ってるんじゃないですか?『孤独ですもんね……』」、「やっただですよ。その……それだけの為、こんな事態になって」


「考えられませんね」、「交替の……時間です」、知得したことを呼応してもらいたいのだ。


 意表も突きたいのだ。――帰国。しかし、ゴルダは強いな。左脳で思い。


 了見は、全然違って面子に賭け、謙譲を促す。ガッホの弾圧も把握できるが、差分にしか自己はなかろう。


 阿礼木飛呂彦もびっくりなのであって。焦燥も。相互にあるものがそもそも出るというのは省く。


 互助。寸分は、これ。。。。知見、阿礼木が紛うなく。とそれはそれでいいとして、報道が自伝に。ニュース――。


 競り勝つというか心因からいい、困難なのだ。しかし、共鳴。。。。である。「報道に的は、ありません」、「といって、事件としないんでしょ」


「有識ですよ?」、「わかちこが」……。


 書くのは、俺つまり。行か。「自治区として、事件としたいのであって、もういいですが、話す相手間違えたとでもいうべきかしら」、「訳がわかりません」


「女よ?」


「でしょうね」


「死になさいよ。『死にたくありません』」


 死ぬんだな。共鳴である。真核がそうであるとも。それから、キリシャ。「世帯、分けるべし」


 開口、山田、危機に紡がれて行く。具体ともなれば、皆殺しすら検討。が……のんべんだらりを地で行く金剛堂。


 触発こそ試合なる場、変容はない。ないのであるが、触れておきたい。具体化、これが危険であって色に気品があるが、形状に合理がない。衰退が早いというのはおかしいが。まぁ、呼称は名、号、しかし前者が伝わってないとも。


 快悦すべき場、未だなし。創作(端折れる)。


「人をば、壊死せしめるのは?」 


「拙者に聞くな」


「拙僧……」


「あい。加重ぞ」


「うるさいぞ、貴様ら、チャル、手前がそうなれ」


 このチャルは、感情の昂りこそ(全般)見せるが、怒りをあらわにしない。「屍肉の塔は、責任を持つ……が」


「誰が発端かではあるまい」


「これ、労苦よ」


「人の子ら、ここぞとばかりに騒ぎよる、『ギギン』」


「体面を保つ我らにもあり」


「時の子、杞憂に慣れ切っとるではないか?思わんか……」


「そうであらず。じゅうさつを請け負うからなのだ」


「肥やしにするに惜しきこと」


「よい、貴様、まだ火種としたいんではないか?」


「もまた、労苦」


「おかしなことを。労苦と据え、過言にあらずか?」


「楽しさに冥利を見てもか!『なにを抜かすか!根性なしが』」


「なぁ?ウリウ。『聞かんか!』」


「バカタレ、なんと貧相か!『ありなん、御前がいえ』」


「かようなことで、諍いおって、一向に進まん」


 さて、記録として残せるか。神秘的であるが、直進のような。霊的にいうと眠くなるだけなので(いまもであるが)、四賢……。


 雨龍、議銀、カタール(古語を当てられない)、茶婁、解釈できる。この対象らときたら!尋問だぞ?捨象して、沽券を捨て台詞に(まぁ、その後その人間がどうなろうと知る由がないが、仮に知っていたとして発見にならない……では、なにか?といいたいところであるが、結局、子孫繁栄においては各家庭と分別され、脅威にならない。脅威には)。


 それでもって、旨。製作者なのか?凛質のある人間なのか?

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