第38話 創世なる事柄

 いやどうしろと人知を越えすぎていて……建碑がどうとか、若者がやることではなく。

 いい加減にしてくれ、普通、天気か

 黙りこくると「……『四賢者はこう記してます。青年が現れ、参拝するだろうと』」

 !知るかってんだ。こちとら人間稼業27年やってんだ、なんの足しにもならない。

 把握しろとでもいわんばかりに。災厄はないんだろうが、お咎めはある。迷惑!あれだろ、最南端とかにあって、姫かなんかが捕われてんだろ……どっかで捕まえた、そして、明らかに矛盾を孕み無矛盾性のある展開になる。

 ……行きたくない。その投影たるや万人と演者。

「参拝するんですか?『君は、歴史の一端を知ったのです』」

 仰々しく、さぁさぁとの調子で事を運び、考える暇がない。咎めとはなにか?と思ったが、興味本位、行ってみることに。

 ギター弾いてんのか?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る