第35話 礼賛

 ……罪の報いは珍奇、珍奇?

〈珍妙〉

 否礼賛に向かう自分をば……なんの為に誰が為に……。

〈だがため〉

 程なし楽観、語り部も語り部。

 律儀でなしどうすればいいのだ。……通行人には普通に見えるものである。

 本意は。

 ――回想

「筆者であって」

 ……寓意である。語り部兼主人公なんだがあくまでその寓意。

「僕を?」

 どう語るというんだろうか?いわば、墨象におけるものであっても名か……達成すれど。

 一つ一つ課せられ、達成、投影にはあろうが。前衛ではあって。

「辞書を持ってみる」

 それ自体、焦点。持っている。主人公は、語り部に置換でき得るのか。不問であるものの。

〈墨象〉

 通り名というか、一応は、可。

「専一『違う場合は?』」

 寓意をいふなら、まぁ。しかし、寓意の内とならず。聞く耳持たないのか……そうしたら、ある小説家の見習いが成功するまでのサクセスストーリーを語り部とし述べ、というか筆者は割愛すれど。

 着いた……着いたのもなんなんで、近所のコンビニでジュースを物見遊山では悪い。

 主意によって、さて、まずは海に行くまで。それよりあれは……。

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