第17話 華乃の過去
私は四歳の頃捨てられた
大きな段ボールに入れられて道に捨てられた
「…暗い」
このままじゃ、死ぬと思った
「まぁ、楽になるならいいや…」
「こんなところに段ボール!?
もしかして犬、猫かな!!!!!」
耳に響く…うるさい…
「お嬢様、捨て犬や捨て猫なら菌などがついてる可能性もあるのでや…」
「開けちゃえ、えーい!!」
「!?」
「お待ちください、おじょ…人間!?」
「連れて帰ろ!!!」
「お待ちくださいませ!お嬢様ぁぁああ!!」
え…?????
私は連れて帰られて、綺麗なお風呂にいれて貰って綺麗な服を着させてもらった
「私は小豆穂香!貴方、名前は?」
「な、名前なんてな、い…」
「そう!なら、私が決めるね!
私が小豆だから、うーんえんどう豆の遠藤と穂香を並び替えた華乃、貴方は今日から遠藤 華乃!よろしくね!」
そして、ここで住ませて貰って一ヶ月
なにもしてないのに働かして貰って悪い…
「わ、私を働かせて」
「いや、そんな働かなくても…」
「お願いします!!!」
そして私はメイドになった
「穂香様、お帰りなさいませ」
「華乃…二学期から学校行って!」
「そんな、申し訳…」
「これは、命令!私と悠太先輩の恋を邪魔する人を見張って欲しいの!」
「かしこまりました。」
なんで、貴方はいつもそんなに無表情なの?
私といるのがつまらない?
華乃、貴方は普通の女の子として生きてほしいのに-。
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