第18話 妬みって怖いなぁ
「川本~放課後、校舎裏に来いよ」
「話なら今ここで…」
「絶対に来いよ」
「わ、わかった…」
クラスの陽キャ様が俺に話!?
蒼とか穂香と仲良いから恋の手助けしてくれよ~みたいなのかな、無理、俺そういうの無理なんだけどぉ!?
「お、来たな」
大人数!?これはなかなか、やっかいな恋だな…
「えっと、俺に何の用?」
「お前、神崎とか一年の穂香ってやつとかにモテてるなんて思ってんのか?お前みたいなくそは本でも読んで静かにしてればいいんだよ!」
あ、これ殴られるやつ…
こういうのは逃げたら勝ちなんだよ
「お前、逃げたらこいつ殺すぞ」
そういってたかたかの首もとカッターをつきたてる
「た、たかたか!?」
「こいつ、お前みたいなやつ庇ったんだせwいいやつだよなwま、うざいから殴ったけどwww気絶しちゃったんだよwwwww」
「そういうの、良くないと思います」
そう言って校舎の影から遠藤さんが出てきた
「お、可愛い転校生ちゃんじゃん」
「ずっと話聞いてましたけど、神崎さんと穂香お嬢様に好かれてるのが妬ましいんですよね?素直に言いなさいよ、川本さんが羨ましいですって、貴方、反抗期ですか?w」
「は?うるせいなぁ!殴るぞ」
「いいですよ、殴られるのなんて慣れてます」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「グ ハッ…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます