第3話 誘拐しちゃいました☆

「うぅ…こ、ここはどこだ…?」

(やわらかいベッド、広い部屋、まるで、高級ホテルみたいだ…)

「あ、先輩おはようございま~す」

(穂花が俺の顔を覗いた、え?穂花?)

「先輩が好きすぎて誘拐しちゃいました…♥️」


「はい?????」

「先輩がねむ~くなるお薬をお弁当に入ってたの気づきませんでした?」

(穂花なのか…?美少女なのは変わりないがいつもの穂花と雰囲気が違う…まぁ、いつも通りの美少女何だけどな)


「川本先輩…好きです♥️大好きです♥️/////」

「穂花…」

(先輩…もしかして怒ってる…?

先輩には嫌われたくない!!!!!)

「穂花!!!!!罰ゲームの告白ドッキリとかだったら、もう、やめてっ!!!本当に俺がショック受けちゃうから!!!!!」


「いや、ここまで凝った罰ゲーム無いでしょ!わざわざ誘拐までする!?先輩のこの鈍感野郎!!!先輩のことが大好きだから誘拐したんです………♥️」

「ふぇっっっ…可愛い……」

(やってることが犯罪とはいえど美少女だからまぁ、いっか…)


「そういえば、これから俺どうすればいいの?学校もあるし…」

「学校にはてきとーに連絡いれときました!何にもしなくていいですよ…私が全部やりますから♥️♥️♥️」

「あ、もうお昼ご飯の時間ですね!ご飯持ってきます!!」

(どうしたものか、ヤンデレといっても安全なヤンデレっぽいし部屋には鍵がかかってない。脱出するのもいいがもうちょっと満喫してから脱出するか…)


「はぁ…先輩…かっこいいし可愛い過ぎる…

先輩はどんな女にも渡さないから…ね?」


その呟きは長い廊下で

そっと静かに響いて消えた―


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