第4話 G・P・S
そして3日が過ぎた。
「穂花、俺そろそろ帰るわ」
「なんでですか?先輩私の事が嫌いになっちゃたんですか??浮気ですk」
「悠太くんっ!!!!!」
そう、声をあげドアを勢いよく開けたのは
蒼だった。
「悠太くん、大丈夫?早く家に帰りましょ」
「!?…神埼先輩、人の家に勝手に入るのは不法侵入じゃないですか?」
「えぇ、そうね。でも、小豆さん。人を誘拐して監禁するのはいいのかしら?」
「まぁまぁ、二人とも落ち着こう…それにしても、なんでここがわかったんだ?」
「G・P・Sだよ♥️悠太くんがずっとここにいて心配で…心配で…」
「え…?えぇ?あ、蒼…?(困惑)」
(小豆同様にイメージが違う…
まぁ、美少女だがな!)
「私の悠太先輩をとらないでください!!!」
「私の方が幼馴染だから、ずっと一緒にいたわよ!それに私の悠太くんだから!!!!!」
あぁ、この二人はただの美少女友達じゃなくて「ヤンデレ」美少女なんだ…。(白目)
その刹那。
バタッ!!!
「蒼!?」
俺は蒼が倒れるのをギリギリ受け止めた。そうだ、蒼は熱だったのに俺を心配して…
「ゆ、うたくん。ありがとう、、」
「俺が蒼を家に連れて帰る、三日間小豆ありがとな」
「はぁ…川本先輩…帰っちゃた、止められなかった………川本先輩は神埼先輩が好きなの…?なんで…?なんでよ!!!!!!!!!」
「悠太くん…重いよね…ごめんね…」
「大丈夫、気にしないでいいよ」
なるべく、蒼が安心出来るように優しい声で言葉を言った。俺の事を心配しないように。
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