第2話

初の防衛戦で勝ったことでカドレモの実用性はわかった。

だが次も勝てるかはわからない

「では、報告を ジョン兵装長」

「はい、敵の攻撃による兵装へのダメージは皆無です。ただ人的被害として、搭乗員が多数亡くなりました。そこのあなをどう埋めるかが焦点になります。」

「では、答えを司軍事総長」

会議に参加する各長が俺に責めるような視線を送ってくる。

「その件につきましては、カドレモが操縦できるものは命令があれば、出撃という方針でいきます。無論私も例外ではありません。」

「しかし、それでは戦闘要員ではない者も戦うということですか?」

黙ってよ馬鹿が、当たり前だろ

「はい、そのようになります。認められないなら代案を」

すると全員が黙り反対するものはいなくなった。

「では、そのようにするということで、会議を終わります。」

そうして会議は終わった。

軍を再編しないとやばいなぁ

はぁ だりー

ピピッ

通知か

メガネをかけ拡張現実を使う

秘書からの通知だった。

「なんだ?」

「エネルギーの異常検知を確認しました」

「方向は」

「現在の進行方向より少し右側です」

「量は」

「少なくとも1京は超えてます」

「バーストの可能性は」

バーストとは、超新星爆発に近いものだ。

無論エネルギーは凄まじい

「ありません」

「他に、可能性としては何がある」

「奴らの卵の可能性があります」

「つまり」

「はい、よければ数万匹を殺せます。しかし許可しないでしょう」

「ああ、お堅い上にお花畑だからなぁ、あいつら」

「独断で動くか放置するかだな。ところで卵の進路は?」

「動いていません」

「じゃあ無視で通り過ぎるぞ」

「了解」

方針が決まったのでメガネをはずし部屋に向かう

しばらく歩くと部屋が見えてきた。

カードを通すと扉の鍵がな解除された。

中は狭く2坪無いくらいだ。でも、比較的広い方だ。

そして、真ん中に置いてあるベッドに倒れる。

まぶたが重い...

意識が途切れた。





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