第47話「虹の架け橋」
…記憶の海…
真っ暗でただどこからか懐かしい童謡が聞こえてくる。
そう、まだ産まれて間もない頃母親が俺を揺すりながらその童謡を歌っている。
すると、その風景から一転し暗闇の中から光が指す。
それは今まで散っていった鬼狩りたちだった。
「若虎さん…」
若虎は鐵也の顔を見て首を横にふり、
「お前にはまだ、やることがあるだろ?なら、やり通せ。大丈夫。俺たちはお前たちをいつも見守っている。」
「若虎さん…」
「西野村…いや、鐵也。雪道をよろしくな…」
と微笑んだ顔で鐵也を見送った。
…本能寺 浮城内…
音が聞こえる。普通の人間よりも甲高い音だ。
「目が見えない…そうか…でも、やるしかない」
甲高い音が聞こえる方へ足を動かす。
雪道の肩を踏み台にし滅鬼に斬りかかった。
「虹ノ型 虹橋彩木 (こうきょうさいき)」
滅鬼の身体を斬り裂いた。
「何?刀の刀身が虹色に変わっているだと…逃げるしかない」
と言い、逃げようとした。
しかし、雪道が滅鬼に対して刀を投げ槍のように投げた。
続く
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