第46話 約束

…本能寺 浮城内…




滅鬼が鐵也に近づき片腕で刀を持ち、鐵也の心臓にトドメを刺そうとしたとき、階段を素早くかけ上り襖を壊して滅鬼に一撃を浴びせた。




「風ノ型 つむじ風」




「何?…」




滅鬼の身体を切り裂いた。








「あんたは…」








「遅くなってすまない。結城 雪道。只今参上つかまつった。」






「岸見は下がっていろ。」






「私をここまで負傷させるとはな…だがこれならどうだ?」




切り裂いたはずの滅鬼の身体が驚くほどはやく再生しはじめた。


「ちっ、風ノ型 百速風力」






全力で走り滅鬼の懐に一瞬にして切り裂いた。








しかし、滅鬼の身体は再生を始め雪道に蛇になった腕で攻撃をした。




かなりのダメージをおいながらも雪道は立ち上がり




「あいつと約束した。必ず、西野村たちを護るって…」










…西野村が鬼狩りになった頃 屋敷…




満開の桜が新しい鬼狩りたちを迎えている。






そんな中彼らを見守る若虎と雪道がいた。




「なぁ、雪道。もし、いつか俺が死んだら未来ある彼らをお前が守ってくれよな。」




「どうした?若虎らしくない。」






「はっはっ。まぁな。」










…本能寺 浮城…




立ち上がり、雪道はこう叫んだ。








「今こそ、約束を果たすとき」




「風ノ型 終陣 神風」






と言い動きもしていなかった。








滅鬼が攻撃をしたその時、滅鬼の腕が一瞬にして切り裂かれた。








「まさか、範囲を限っているとは…」








続く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る