第42話 かつての友
…本能寺 浮城内 数時間前…
鐵也が気絶している間に無限滅鬼がトドメを誘うと鐵也の妖刀を持ち、鐵也に近づいていった。
すると、襖が開く音がした。
振り替えるとそこには見覚えがある男がいた。
「久しぶりだな。無限滅鬼…いや、安倍晴明(あべのはるあきら)」
「お前は…そうか。生きていたとはな。藤原道長。いや、 後釜猫次朗。」
「懐かしいものだ。だが、わしらは長く生きすぎた。だから共に参ろう。我らが愛しき時代の元に…」
「ふん、抜かさすな。お前だけ勝手にいくがよい。」
無限滅鬼の攻撃が猫次朗に襲いかかった。
攻撃を避け、滅鬼の隙を狙って
「水ノ型 水龍舞」
を放った。
「懐かしいな。お前とも人の子だったときはよくじゃれたものだ。」
「そうだな。」
…数時間後…
意識を取り戻しつつある。
立ち上がろうとした鐵也は後釜をみた。
「久しぶりだな。小僧」
「後釜さん…」
不思議と涙が出た。
続く
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