第41話 受け継ぐ意志
…本能寺 浮城内…
階段を登りきり、無限滅鬼を切り裂いた。
しかし、そこには無限滅鬼ではなく白い霧で目の前がまったく見えなくなっていた。
ふと、周りを見渡すと襖がありそこを開けた。
「来たか、鬼狩り。」
「無限滅鬼!」
と言い放ち、無限滅鬼に攻撃を仕掛けた。
「空ノ型 蒼天」
「我にその程度の攻撃が通用するか。」
と言い、無限滅鬼の片腕から何らかの文字がでていた。
「今のは…」
「ほう。かわしたか、やりおる。」
「次こそは決める」
と言い、鳳凰刀を抜いた。
「空ノ型 晴天の悲涙」
「なまぬるい…こんな程度か。」
足で頭を蹴った。
その衝撃で鐵也は襖までぶっ飛んだ。
…真っ暗な場所…
何も見えない…
ただ、ひたすら暗闇が続いている。
なんだろう。この感じ、暗いのに温かくって不思議と安らいでいく…
死ぬのか?俺は…
すると光が差し込んだ。
「久しぶりだな。鐵也…」
「父ちゃん…」
「虹ノ型の全てをお前に託す。初代伝承者 八重洲 李秀から始まり、これで100人目だ。今度こそ無限滅鬼を倒してくれよ。鐵也…」
「わかった…必ず…倒す」
立ち上がろうとした鐵也はすでに半鬼化していた。
続く
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