第39話 身体増強 再生

…京都 本能寺…



沖須の体が再生しはじめた。


沖須は鐵也の懐に入り込み


「空ノ型 常闇」


十字の斬撃が鐵也に襲いかかった。




鐵也は切り裂いて防いだ。



「ほう、やるな。」



といい、再び刀を振るった。




「これで終わりにしよう。」



高飛び、「空ノ型 暁」を鐵也に浴びせた。


しかし、鐵也がよけ、

「空ノ型 三日月」を沖須に浴びせた。



沖須の体を三日月型の線がはいる。



沖須は致命傷をおいながらも鐵也に近づいてきた。


しかし、織田信長が鐵也を押した。


「鐵也あとは頼んだぞ。」


と言った。



「人間五十年、化天[1][2]のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり

一度生を享け、滅せぬもののあるべきか

これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ。」

続く




化天[1]信長公記では「下天」。




[2]なお「げてん」の表記には様々あり、「化天」と「下天」の他に物質主義世界を表す「外天」という表記もある。









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