第35話 最終決戦前朝

…武蔵国 松山城城下…

霧が深いなか京都に向かうため必死に馬を走らせた。



慎重に進み続けていく。



進み続けた途中によれよれになった老婆が話しかけてきた。



「やぁ、そこの若者よ。少しだけ銭を恵んでくれねぇかね」



「いいですよ。」



と馬をおりて渡そうとしたとき、老婆に腕を掴まれ老婆がニヤケながらこういった。


「引っ掛かったな。」



「放せ」



「放さないよ。お前さんは無限様のもとに連れていく。」

こちらに向かって走り込み、

鬼の手を斬り裂いた。

「待ちなさい。私が相手をしよう。鐵也くん頼みます。」




と言い鐵也たちを逃がした。



… 京都 本能寺…


「我々の目的もようやく果たせる。」


無限滅鬼が絵巻のようなものをみて言った。



続く




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