第11話 十二魔京 双魚京(そうぎょきょう)魚黙(うもく)
...1570年 8月末...清州城下町...
女性が逃げ惑う声があたり一面に響き渡っている。
周りを見回しても誰もその女性を助けようとしない。
なぜなら そこにいるのはそこらの鬼ではなく人の言葉を話すことができる鬼なのだから。
...同日時 清州城下検問所前...
門の前に同じ服装をした男が立っていた。
「おーい、お前らか?噂の奴等は」
「はい、西野村鐵也と…」
「八尾路 義光でーす。」
「俺は十二天虎の間。南部 若虎(みなべ わかとら)だ。よろしく頼むぜ。」
「ところで南部さん、手にもっているそれは…」
「あ これか?首だよ鬼の」
「えっ…」
「それより行こうぜ。清洲の中に」
…清洲城城下町…
「うっわー、ひっでぇありさまだこりゃ。でも、まだ息はしてるみたいだな。衛生班呼ぶしかないか。」
「ひどい…」
「まぁ、少し待ってな。」
と言い、懐から札を出し呪文のようなものを唱え始めた。
「頼んだぜ。伝達雲雀」
といい、鳥を飛ばした。
…清洲城内部…
「来たか。鬼狩りども」
と言い、魚の形をした鬼が不気味な笑みを浮かべた。
続く
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