第7話 雷を纏う少年


美濃 金華山


民家にたどり着くと異臭が漂っていた。


近くに行き戸の隙間から覗いてみた。


するとそこには人を食っている鬼の姿があった。


「お・・・・おいマジかよ。あ・・あれ鬼じゃん」


「あぁ、鬼だ。」


「俺、逃げるから」

義光は全速力で逃げようとしたとき、足がトラップにひっかかってしまい、

鬼こっちを見て

「誰だ?」

と言ってきた。


息を潜めようと必死に息を殺すが鬼は獲物が増えてうれしそうにしている。


すると子供が蹴鞠を追い掛け回すようにして鬼の目の前に現れた。


鬼は子供を見て食べようとしたその時・・・


横から閃光が鬼に向かって迸る。


横を見るとそこには義光が立っていた。


「その子供から離れろ!」


「まずはてめぇからだ! 角刈り」


相手の攻撃をかわして義光はこうはなった。

「雷(いかずち)の型  螺旋千鳥(らせんちどり)」


一瞬にして鬼の首が空高く吹き飛んだ。



続く

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