第6話 尾張へ
後釜 猫次郎のもとを離れてから十日たった。
尾張に向かう途中俺はある男と出会った。
「ねぇ、そこのお姉さん僕と結婚してよ~ねぇってば」
その男は茶色の髪で身長は156cmぐらいだった。
「そこのお前、お姉さんがうざがってんだろ!」
「は?お前って、俺の名は八尾路 義光(やおろ よしみつ)だ!お前こそ誰だよ?」
「お前に名乗りたくない」
「は?ふざけんなよ人に名乗らせておいてお前も名乗るくらいしたらどうだ!」
「あ~もぉ、わかったよ。俺は西野村鐵也だ」
「にじのむら?」
と義光が煽るような言い方をしている。
鐵也は義光から遠ざけるように先へ進もうとするが義光が邪魔をしようとしているためにイライラがたまりはじめていた。
美濃 金華山・・・
金華山の奥深くへと続く道を歩いていく中、見たことのない民家が鐵也たちの前に現れた。
その民家から異様にも腐敗臭が滞っていた
続く
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