エネミー〈恋心の疾駆者(淡赤・アイリス)〉&舞台〈星の騎士の主張〉

✽ ✽ ✽ エネミー:恋心の疾駆者ラヴリーハート・スウィフトランナー ✽ ✽ ✽


 この世でいちばん素敵で、いちばんはかなくて、いちばん強いモノって、何か知ってる?

 それはね、恋だよ。

 恋をしちゃったら。もう、止まるコトも、あきらめるコトも、できないの。

 だってこの気持ちは、ひとりじゃ成り立たないモノだから。

 誰かを想う道に、あるモノだから。

 損得や後先あとさなんて、そんなのナンセンス!

 前を見て、手を伸ばして、必死に走って!

 最短距離のその先に、きっと勝利しあわせがあるんだから!


 この気持ち、わかってくれたよね?

 わかってくれないの?


 じゃあ――


◆Skill

後悔は後からしよう!どんと・まいんど!》(『マルジナリア』p39)

恋の射程は無限大アサルト・マイ・ハート》(『マルジナリア』p38)

突き進め恋心ノンストップ・マイ・ハート》(『マルジナリア』p38)

不幸の置き手紙ハードラック・マイン》(『マルジナリア』p33)

《†未来のわたしへフラワーガーデン・アイリス†》(『マルジナリア』p285)

手紙よ、この想いを届けてくださいワールド・オブ・アムネジア》(『マルジナリア』p33)


◆Spec

色:淡赤/花:アイリス

耐久力:45+[俳優の人数×20]

防御力:2

チャージ・ダイス数:3+現在のラウンド数(ステラナイトが3人以上なら+1)




✽ ✽ ✽ 舞台:星の騎士の主張ねがい ✽ ✽ ✽


 願い、祈り、想い。それをたばねて力とするならば。

 剣のみならず、言葉のみならず。両者をもっし通りなさい。


 この舞台データは、ステラナイトが2名または3名のセッションで用いることを意識して設計されています。4名以上の場合に使用することは、あまりオススメできません。


◆セットルーチンⅠ《言葉を剣にたくすのならば》

描写:さあ、その剣で語りなさい。あなたの意志こころを。

効果:

 エネミーの耐久力を+[ステラナイトの人数]する。すべてのステラナイトは「コトカウンター」を1個得る。以降ラウンド終了まで、すべてのステラナイトは、判定(アタック判定またはチャージ判定)を1回行うごとに、追加で1個の言ノ葉カウンターを得る。


コトカウンター

 このカウンターの数が[それを持つステラナイトの願いの階梯]以上である限り、そのステラナイトの防御力は+1される。(つまり、ステラナイトにとって有利な効果です)


◆セットルーチンⅡ《されど伝わらざる言ノ葉》

描写:どのような言葉を紡ごうとも――伝わらなければ、叶わなければ、それはすべて嘘となるのです。

効果:

 各ステラナイトはそれぞれ、「[自身が持つ言ノ葉カウンターの数]点のダメージを受ける」もしくは「エネミーの耐久力を+[自身が持つ言ノ葉カウンターの数]する」のいずれかを選び、それを実行する。その後、すべての言ノ葉カウンターを取り除く。


※3ラウンド目以降、セットルーチンは発生しない。


◆アクションルーチンⅠ《どくあやの花》

描写:美しき花には毒があるもの。ならばもちろんこの私にも。

効果:

 予兆の時点で、エネミーのいるガーデンに「毒マーカー」を1個置く。

 このアクションが実行される時点で、エネミーのいるガーデンと、このターンにアクション権があるステラナイトのいるガーデンと、最も耐久力が高いステラナイト1体(複数が該当するならランダムに決定)のいるガーデンに、それぞれ「毒マーカー」を1個置く(複数の条件に該当するならば、その分だけ合計して置く)。その後、すべてのステラナイトに【アタック判定:4ダイス】を行う。


◎毒マーカー

 このマーカーと同じガーデンにいる限り、そのステラナイトの防御力は-1される(防御力は最小1)(マーカーが複数あるならば、その分だけ累積する)。


◆アクションルーチンⅡ《のぞみ信じよ、その想いを》

描写:ステラナイトが想いを誓うのならば、決闘場はそれを祝福するだろう。

効果:

 予兆の時点で、ステラナイトはそれぞれ、「みずからの願い」と「このセッション内で起きた出来事」を絡めた、適度な長さ(厳密に数える必要はありませんが、文字にして140字以下程度)のセリフを発してもよい。そうしたなら、そのステラナイトは「言ノ葉カウンター」を3個得て、即座に【チャージ判定:1ダイス】を行う。そうしなかったなら、1ダメージを受ける。

 このアクションが実行される時点で、すべてのステラナイトに【アタック判定:5ダイス】を行う。


◆アクションルーチンⅢ《なぜ刃を向けるのですか、友よカームダウン・マイディア

描写:私とあなたは、きっと手を取り合える。こうして対峙たいじしているのは、何かの間違いだ――そんな思いが、ふと騎士たちの中にぎる。

効果:

 このラウンド中、ステラナイトが行なうアタック判定のダイス数は、常に-1個される(ブーケの効果などによって増加したあとに適用する)(これによってもし0個以下となるならば、そのアタック判定は発生しない)。ただし、「異形化」によって発生するアタック判定には、この効果は適用されない。

 このアクションが実行される時点で、最も耐久力が高いステラナイト(複数が該当するならば、そのすべて)に【アタック判定:6ダイス】を行なう。


◆アクションルーチンⅣ《それは虹を意味する呼び名I r i s

描写:アイリスとは、かつての世界で虹を意味する言葉。ですから――

効果:

 このアクションが実行される時点で、エネミーは《黒き絢めきは刃の如くブラック・ソード》《赤熱鉄柱ぶん回しの刑マス・ファイア・ブレード》《陽光の剣イエローサンズ・ブレード》《蒼天の架け橋ストラトスフィア・ブリッジ》《二重に響け白刃ホワイト・ダブルストライク》《紫縞しじま回廊かいろう》を、順番に使用する。これらを取得している必要はなく、セットダイスも必要ない。


◆アクションルーチンⅤ《死戦しせんの先に手を伸ばせ》

描写:その決意と覚悟、十分に見せていただきました。どちらが勝利を掴むのか……決着と参りましょう。

効果:

 予兆の時点で、エネミーの耐久力を+[1ダイス]する。

 このアクションが実行される時点で、すべてのステラナイトに【アタック判定:7ダイス】を行い、すべてのステラナイトに【アタック判定:8ダイス】を行い、すべてのステラナイトに【アタック判定:9ダイス】を行う。その後、戦闘不能状態でないステラナイトが1体でもいるならば、エネミーは10点のダメージを受ける。



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