瞬間移動

助手「どうしたんですか?あからさまに困ったような顔して」

博士「わかる?」

助手「後々めんどうなのでふれてみました」

博士「だよね」

助手「で?」

博士「瞬間移動ってあるでしょう?」

助手「瞬きの間に移動・・・ですか?」

博士「ま、そんなかんじ」

助手「移動できるんですか?」

博士「それがさ・・・移動する速度ってあるでしょう?」

助手「はぁ?」

博士「見えないくらいの速さで移動する訳でしょう?」

助手「まあ、瞬間ですからね」

博士「それって何が起きてるって思う?」

助手「光速で、ですかね?」

博士「そこまでいったか」

助手「まぁ、音速で動き出して止まるまでが人間にできるとも思っていませんから」

博士「でしょう?音速で動けたとしても・・・いきなり1200Km/hってないよね、ま、仮に動けたとしても眼球とか潰れると思うんだよね」

助手「たしかに、脳や内臓も保護できそうにないですね」

博士「でしょ?」

助手「むりっぽいですね」


博士「視点を変えて物体を移動させる装置があるとするでしょう?」

助手「それは・・・A地点で分解してB地点で再構築するとか?」

博士「まぁ、そんあ感じかな」

助手「それなら瞬間移動になりそうですね」

博士「でもね・・・生体でいけるのかなって」

助手「・・・確かに生体・・・細胞か・・・体とか分解して再構築できたして記憶とかって移動できるんですかね?」

博士「あ・・・確かに」

助手「ハードディスクじゃないからな・・・」

博士「移動した先に空っぽの人間ができあがるのか・・・」

助手「カオスですね」

博士「・・・だね」

助手「さてと・・・飲みにいきますか?」

博士「うん」

助手「今日は・・・」

博士「なぐさめてくれないの?」

助手「しょうがないですね」

博士「やさしくしてよね」

助手「さて・・・どうしましょうかね」


うとうとしながら目を開けた


博士「あれ?こっち側にいた?」

助手「長い瞬きの間に・・・」

博士「・・・そっか」

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