博士と助手
Iris
タイムマシン
助手「博士~これみてくださいよ~」
博士「ん?なんこれ」
助手「タイムマシンのシステムなんですけどね」
博士「「ほう?」
助手「24時間かけて24時間前に戻れるって計算結果がでたんですよね」
博士「・・・は?」
助手「あれ?おかしなこと言ってます?」
博士「プラスマイナスゼロってこと?」
助手「・・・ですね」
博士「・・・」
助手「そういえば、タイムスリップの種類ってあるじゃないですか?」
博士「種類?」
助手「はい、たとえば体はその時間の自分で、記憶だ時間を移動するやつ」
博士「あぁ・・・そういう設定があるんだ」
助手「未来に記憶を飛ばせたとしますよね?」
博士「うん」
助手「もし未来の自分が死んでいたら」
博士「終わったね」
助手「博士~タイムマシンは諦めましょう」
博士「どうしたの?」
助手「とんでもないことに気が付いてしまったのですよね」
博士「はぁ?」
助手「時間をこえたとしますよね?」
博士「うん」
助手「その時どこにいると思います?」
博士「ん?」
助手「相対的な座標で考えてみてください」
博士「・・・え?」
助手「地球って回ってますよね?」
博士「あ、なるほど12時間飛ばすと地球の裏側にいるとか?」
助手「ならいいのですが、宇宙的な座標で考えると地球って回転しながら・・・」
博士「太陽の周りを回っている?」
助手「はい、もっといえば太陽も移動している可能性もあるので」
博士「時間を超えると宇宙に放りだされると?」
助手「おそらく・・・時間を移動したときに座標を誘導できればいのですが・・・」
博士「・・・むりじゃね?」
助手「ですよね・・・」
博士「・・・さてと、飲みにいこうか」
助手「はい・・・なぐさめてあげますよ」
博士「・・・うん」
26時
博士「・・・もう、こんな時間か」
助手「使ってみます?タイムマシン」
博士「・・・やめとく」
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