いろいろな形の差別と優しい人たち


日本人に対しての差別が多い特定の州はないと思います。



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私も全ての州に行ったことはないけれど、それでもアメリカの特定のは差別者ばかり。ということはないと思う。


在米の日本人同士の会話で「〇州は差別がひどかった」とか「こんなひどいことを言われた」という話題が」あがることが多い。


確かにアメリカは人種差別が問題になっているし、KKKのような白人至上主義の団体もいる。有色人種特にアジア人が嫌いだという人も多い。


でも私はあからさまな差別を受けたことがほとんどない。もちろんそういう空気を感じることはあるけれど、嫌がらせをされたことはなかった。



最初に暮らしたアイダホ州のマウンテンホームという所は日本人というかアジア人が数人という場所で何度も何度もジロジロ見られたけれど、それは差別というよりもを眺めるような感じなんだろうと思った。


実際に

「アジア人?どこから来た?え?日本?おお日本人はじめてだ。♡」と言われて、ずっこけたことも。


アイダホで英語に関して傷つくことを言われたことはあるけど、それは差別というよりも事実だった。20年前の私の英語は確かにポンコツでブロークンだった。当時は指摘されとても傷ついたけれど今は「確かにひどかった」と思っている。そんな英語でもコミュニケーションをとって仲良くなった人のほうがうんと多くて楽しい思い出もたくさんある。


つい最近とある在米ブログで「オハイオ州の差別は本当にひどかった」と書いてあって仰天した。読んでいくほど悲しくなっていった。


私はオハイオ州の南に住んでいるけれど、こんなに優しい人ばかりの町は初めてだったからだ。


白人はとても多いけれどアジア人として差別されたり、居心地の悪い思いをしたことは全くないのだった。


アイダホとハワイ、ロスアンジェルスに住み、一番多く訪れていたのはサンフランシスコなどの北カリフォルニア。その中でオハイオは一番居心地の良い所だった。


意外かもしれないけれど日本人が多いハワイのほうが差別的な人が多かった気がする。日本人が多い地区ではなく、ハワイアンの人が多く住む地区で暮らしていた私たち。


友達になった現地の人から「ハワイアンはアメリカの白人と日本人を嫌いな人多いんだよ」と聞かされた。その2つの血を持つ息子はハワイアンの多い小学校でかなり辛い思いをしていた。


オハイオ州に来たのは息子が高校生のころだが、親切で優しいティーンが多くびっくりした。息子もここの高校が一番合っていたようだった。


そのオハイオ州差別が多いというブログの中では、とあるお店で「あなたには売りたくない」と言われた。とか「アジア人はアジアに帰れ」と言われたとかひどいことが何十例も書いてあって目玉飛び出しそうになった。


もし全て本当なら、私だったら立ち直れなくなるようなひどい言葉の数々。同じ州のことを話しているのだろうか?それとも特殊な街だったのだろうか?でも「オハイオ州は」と書いてしまうと行ったことのない人は「そうなんだ!」と信じてしまうだろう。


アメリカ人の中には日本人が嫌い、アジア人大嫌いという人は確かにいる。人種差別はとても多い。


反対に日本でもアメリカ嫌い、外国人嫌いという人もちろんたくさんいるだろう。


でも特定の州や県だけに差別者が多いと言うことは絶対にないと思う。


そのブログを読んだ日は「オハイオ良い所なんだからあ」とちょっと塞いでしまったのだった。




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