第31話 最初のお客様が決まりそうです


「え? ウィ……レイラ、ミキ、なんか言ったか?」


「何も言っていないぞ。言ったのは、そこにいる女だ」と、ウィラルヴァが誰もいない場所を指差す。


 ウィンドウ越しの店の明かりが照らす、喫煙所のベンチ。さっきまでユウちゃんが座っていたベンチだ。


 えーっと……これはつまり、あれだよな。そこに霊がいるってことなんだよな? 半ばキョトンとしながら、マジマジと誰もいないベンチを見つめる。


 普通の人間の視力には、物体ではない霊の姿を捉えることはできない。つまり、シィルスティングと融合状態にない、素の状態の俺には、霊など見ることができない。


 見るためには、何かしらの適応した能力を使用する必要がある。


 例えば神竜の力を持つ漆黒竜ディグフォルトの目だけを、部分融合すれば、普通の人間の状態の俺には見えないものも、ディグフォルトの目を通して見ることができるようになるだろうが……大きな問題が一つある。


 見た目が悪魔みたいに変わっちゃうんだよねそれって。仮にソゥルイーターを憑依融合したとしても、確かに霊を見るだけの能力は得ることができるだろうが、完全に元のままの姿を保てるというわけではない。具体的に言えば、白目の部分も、全てが黒く染まってしまう。ディグフォルトの場合は、皮膚は鱗に覆われ、頭に角は生えるし、目は金色だ。


 そんなんユウちゃんに見せれるわけないぞ。困ったな。


 これは……あれだな。このまま流れで、ウィラルヴァを霊能者にでも仕立て上げてしまうのがベストだろう。


 それで話を進めていけば、俺の能力のことを説明する機会も、訪れるかも知れない。


 まぁ…この能力のことを昔の連れに明かすべきかどうかは、難しいところではあるけどね。ユウちゃんならば、無闇矢鱈に騒ぎ立てるなんてことは、しないとは思うけれど。もしそうなってしまえば、断罪者のエージェントが記憶を消しにくる、なんて可能性も考えられるわけだ。


 ちなみに断罪者としてのルールでは、基本的に一般人に自分の力のことや、断罪者側の世界のことは、明かしてはならないということになっているそうだ。それもあるため、できればバレないように事を進めたいところだ。


「そこにいるって……やっぱり、俺に取り憑いてるってことですか?」震える声で、ユウちゃんがおずおずとウィラルヴァを見た。


「ふむ。取り憑く、という定義がどういったものなのかは、今一つ分からぬが…まぁ、常にお前のそばにいることは、間違いないであろうな」


「やっぱり……あの、こういうときって、どうすればいいんですか? 俺、こういった経験って初めてだから、どうすればいいのか分からなくって。実は……」と、ユウちゃんは、これまでの経緯を説明してくれた。


 一ヶ月ほど前から、稀に白い服の女の姿が見えるようになったこと。身の周りで、不運な出来事が続いたこと。そして、相談に乗ってもらった知り合いの霊能者が、亡くなってしまったこと。


 まぁ話を聞く限りは、ユウちゃん自身に、これといって大きな実害がないのは、俺にしてみればホッとするところだ。


 だが、死人まで出ているというのは、このまま放っておくことはできないと確信させるに、十分な出来事だ。いつユウちゃん自身に……あるいは病気を患ったという母親に、害が及ぶか知れたものではない。


「できれば、巻き込みたくはないんです。相手が理道やその恋人だってんなら、なおさら。もし自分に危険が及びそうだったら、俺のことは見捨ててください」と、ユウちゃんがウィラルヴァに向かって、神妙な面持ちで頭を下げた。


 律儀だなぁ。まぁ、それもユウちゃんっぽいか。


「いや、それは却下な? 俺がどういう奴かは、ユウちゃんも良く分かってるだろ。赤の他人だってんなら知ったことじゃないけど、困ってる友達を見捨てられるほど、薄情じゃないぞ」腕組みして、怒ったように下唇を突き出して見せる。


 …ん? そういえばさっき、そこにいるという女が、見捨てないで、って言っていたけれど……


 もしかして、このことを言っていたのか?


 だとしたら……ん? 話がややこしくなってこないかこれ。


 と、腕組みした状態のままの俺が、頭上に?マークを浮かべて首を傾げていると、不意に背後から、


「あれ? 理道君にウィラルヴァちゃんじゃないか。それに蛇貴妃ちゃん」


 コンビニの自動ドアが開き、ゴミ袋を片手に引っ提げた店長が姿を現した。その視線がユウちゃんに向けられ、


「おや、友達かい? …おっと! やり直すよ。

 理道君にレイラちゃん、それにミキちゃんじゃないか。どうしたのこんな時間に。そっちの彼は友達かい?」ニコリと素敵な笑顔を見せる。


 いや、手遅れ!


「ウィラ……え? 蛇……なに?」ユウちゃんの困惑した視線が俺に向く。


「アダ名だよアダ名。いや、あれだ、ほら……ネット上で使用してるハンネ、レイラがウィラルヴァで、ミキは蛇貴妃っていうんだよ」


 よっしゃナイスフォロー! 天才じゃない俺って!?


「ああー、なるほど。ネットで知り合った系ってことか」納得したように頷くユウちゃん。


 よしよし。このまま話を進めてしまおう。と、俺より先に店長が、


「君、ちょくちょくうちの店に来てくれてるよね。夜中に何度か見かけた顔だよ。理道君の友達だったんだね」


「え? そうなんですか? 店に来てたんだユウちゃん。俺、全然見かけたことないけど……」


 ああ、そういえば俺のシフトって、平日は昼間で、土日だけ夜に入ることが多かったっけ。ユウちゃんが店に来るタイミングとは、時間帯が合わなかったってことか。


「理道、ここで働いてたのか。いや、すまん。普段、店員の顔なんてあんまり見てないもんだから……」とユウちゃんが苦笑する。


 いや微妙な空気! たまたま合わなかっただけだから余計な気を遣わないで!


「まぁとにかく……多分だけど、俺とレイラなら、ユウちゃんの力になってやれると思う。ここじゃアレだから、どこか落ち着いた場所で話さない?」


「ヌ! 私も力にナッテやれるゾ? そこらの悪霊なド、物の数ではナイ!」抗議の声を上げた蛇貴妃が、俺の服の袖をハッシと掴んだ。


 ああー。はいはい。そうですね凄いですねー。元悪霊ですからねー。今は前よりも、星レベルはいくつか上がっているくらいだし。


 と、店長が不意にポンと手を叩き、


「なるほど。なんかワケアリみたいだね。例の系統の問題を抱えてるってわけか。

 だったら、少し待っててくれるかい? 僕ももうこれで上がりなんだけど、これから街中に確保した店舗の、片付けをしにいこうと思ってるんだ。開店はまだ先だけど、断罪し……例の仕事の面談で使用することもあるだろうと思って、応接室はすでに設置してある。あそこなら、落ち着いて話ができると思うよ」


 おおー! さすがは店長、仕事が早い!


「開店? 新しいコンビニができるんですか?」


「いや、まぁ……コンビニではないけどね。ちょっと起業しようと思ってて」


「マジで!? 理道、経営者になんの!?」


「店長と共同経営でね。まぁ俺は店員の一人で、主な営業は店長任せになるけれど」


 ていうか、起業に関するめんどくさいことは、ぜーんぶ店長任せだけどね。アハハハ。


 …やばいな俺。まぁメインの仕事は断罪者だ。誰しも適材適所というものはある!


「へぇー。あの理道がねぇ〜。学生時代のお前からしたら、考えられないけどなー。店潰すなよ?」


「失敬な! どういう目線で俺を見てたわけ!?」


「アハハハ! それ答えさせたら、陽平や杉本らも、皆んな同じこと言うと思うぜ!」


「ふむ。シュウイチの昔の連れか。私が見ていなかった部分のシュウイチの過去も、随分と詳しそうだな」


「私も聞きたいゾ! 早く店にイこう!」


「了解。じゃあちょっと待ってて。すぐに車回すから」


「なんか楽しくなってきた。さっきまでの気分が嘘みたいだよ」


 言葉通りに別人のように明るい顔になったユウちゃんが、ケラケラと声を上げて笑った。


 

 

 てか、なんの話をしにいくつもりだよ!?

 仕事の話しかするつもりはないからね!?

 


 

 

 歓楽街も近いため、夜中であってもチラホラと夜道を歩く人々の姿が目につく。


 通り過ぎる車は、ほとんどがタクシーや代行の車で、交差点の歩道から、ギターを抱えた若者が響かせる歌声が、通り過ぎる車の音に混ざって聞こえていた。


 車の窓を開けた店長が、ポケットから取り出したリモコンを押し、店の一階のシャッターが音を立てて開いてゆく。そこは車二台ほどが停めれるほどの駐車スペースとなっており、駐車場の横の階段を上がった二階が、店舗となっているようだ。


 小ぢんまりとした、やや古めの二階建ての店舗だったが、隠れ場的なオカルトショップを開くには、店の外観は悪くない。元は雀荘だったらしく、階段脇のヒビ割れた看板には、色褪せて剥がれた麻雀の文字が書かれている。


 契約したのは数日前らしいが、テーブルやソファーなど、応接用として必要なものは、元から備え付けてあったそうだ。雀荘だった頃に使われていたものらしいが、ちょっと掃除をすれば十分に使用可能で、中には麻雀卓やポーカーテーブルなども数台、残っていたらしい。それらも全部、倉庫の中に残っているものも含め、好きにして構わないんだそうだ。


「前の店主が、半年ほど前に急死したらしくてね。跡を継ぐ者もいなかったそうで、畳むしかなかったらしいよ。こっちとしては有難いけれどね。昼間も人通りの多い場所だし、かと言って表通りのど真ん中というわけでもない。駐車場の奥は倉庫になってて、在庫管理もできるし、二階の店舗は、真ん中の……この辺りに仕切りを置いて、奥は休憩室や応接室に使おうと思ってる」


 やや埃っぽい店内は、コンビニと比べて丁度同じくらいのスペースで、奥には向かい合ったクラシックな茶色いソファーが置かれてある。手前には数台の麻雀卓と、飲み物か何かを溢したようで、汚れたポーカーテーブルが置かれてあり、そっちの方は明日にでも、一階の倉庫の方に運んでしまわなければならないだろう。


「いいなこのテーブル。中古でも買えば3〜4万はするだろ」と、ユウちゃんがポーカーテーブルに手を置いて、興味深そうにテーブルの質感を確かめていた。


「重そうだなぁ。それに、無駄にデカいぞこれ。買ったって普通の家には、置く場所ないだろ」


「ガラス製の板か何かを上に置けば、普通にテーブルとしても使えるだろ? 欲しかったんだよなぁ、こういうの」


 目を輝かせたユウちゃんが、早速店長と値段の交渉を始めていた。


 うん。……何しに来たんだろうこいつ。


 苦笑しながら、奥のソファーにゆったりと腰を下ろす。


「ふむふむ。こっちはトイレで……こっちはキッチンか。毛布を持ち込めば、寝泊まりもできそうだな」


 ウィラルヴァと蛇貴妃が、二人して部屋の中をあちこちと見て回っていた。


「キッチンもあるのか。簡単な飯くらいは出してたんだろうな。カフェみたいな雀荘だったのかも」


 喫茶店を開くための資格なんかも、通信で簡単に取れるとか聞いたことがある。そういう店があってもなんら不思議ではない。このソファーとテーブルも、向こうのポーカーテーブルも、食事用に使われていたんだろうな。だからあんなに汚れているわけか。


「じゃあ、キッカリ二万。持ち運びはセルフでということで」


「有難うございます! テーブルに敷くガラス板とかは、どこで手に入りますかね?」


「あー。知り合いに作ってくれそうな人がいるよ。安くで交渉しといてあげる。五千円くらいかな?」


「マジっすか!」


 楽しげに話しながら店長とユウちゃんが、テーブルを挟んだ向かいのソファーに腰を下ろす。


「あんなボロに二万はないわー。俺だったら一万でも買わないね」


「趣味の問題だよ。中々手に入らないんだぜ、ああいうの」と、嬉しそうに笑うユウちゃん。


 その雰囲気は、昔馴染みの懐かしさそのものだ。


 久し振りに会っても、昔と変わらず普通に接することができるのは、友達の証だと思う。何かしら気を遣って壁を作ってしまうようだと、それはもうただの同級生だ。友達とは呼べない関係だろう。


「オカルトショップとか言ってたけど、どんな商品を置くつもりなんですか? やっぱり黒魔術とか、呪いのアイテム的な?」


「まだ僕も、完全には決めきれていないんだけどね。今じゃ丑の刻参りだって、犯罪になって捕まっちゃう時代だし、それを助長させる藁人形なんかを置くわけにもいかないだろ? そうなると、黒魔術なんかの呪いのアイテムを置くのも、問題がありそうな気はするよね」


 互いにスマホを取り出し連絡先を交換している姿を、ぼんやり眺めつつ、二人の会話に聞き入る。


 ちなみにウィラルヴァと蛇貴妃は、未だ二人して店の中をあれこれ見て回っていた。もしかしたら、二人でここに住む気なのかも知れない。あっちはあっちで、何やら二人でヒソヒソと話し合っているようだった。


「パワーストーンや御守りなんかは、確実な効果があるものを理道君が……とあるスジから入荷してくれることになってる。ネット販売も含め、基本的な収入源はそこになる予定だよ。他にも曰く付きの品々を、多数並べるつもりだけどね」


「へぇー。そういうのって、どこから入荷してんですか?」


「ネットだったり、知り合いのツテだったり。まぁオカルト界じゃ僕は、多少は名の知れた人物だからね。構成員151名を抱えるオカルト研究会、ドン底店長会の会長だから」えっへんと胸を張る店長。


 いや初耳なんですけど。てか何その経営不振に陥った店長の集まりのような会は!? 自己破産して消えていった店長が何人もいそうだなオイ。


「ドン底てん……え!? まさか店長って、あのドンテンさんですか!?」ガタリと腰を浮かすユウちゃん。


 ……はい?


「お。その名前を知ってるってことは、君も中々のツウのようだね」キランと怪しく、店長の黒縁メガネが光った。


「知ってるも何も……俺、ドンテンさんのサイトの会員登録してますよ! いや、ただの一般会員リスナーで、記事や動画作成に関わったことはありませんけれど。ていうか皆んな、記事の完成度が高くて、俺なんかが投稿してもボツられて終わりな気がしたんで、怖くて投稿できなかったっす」


 ん? んー……うん。なるほど。店長が、その手のサイトの管理人で、一般からも記事や動画を募って、掲載してるってことね。


 構成員151人ってのは、店長に認められたオカルト界の猛者の集まりってことか。きっと一緒に心霊スポットを巡ったりするメンバーも、その中に含まれているのだろう。


 いや、驚かないよ? そういう人だってことは十分に分かってましたから!


「先日ドンテンさんが投稿された記事も読みました。この世界に重なって存在するという、神々の世界。その世界を維持するために、神々が信仰を集めているっていう話。そこに迷い込んだ人間が、神隠しに当たるっていうのも、すごく納得できましたよ!


 あ、最近は動画投稿の方はされてないみたいなんですけど、予定はないんですか? 俺、いつも楽しみにしてて」


「あ、ああー。あれね。うんうん。まぁ、そのうちボチボチと」と、ややしどろもどろに受け答えする店長。


 ふむ……。


 やりやがったなこの男!? と店長にジト目を向けると、目が合った店長がツイとそっぽを向いた。


 うーん……。まぁ、俺の身元がバレてしまうような内容の記事や動画でもなければ、ぶっちゃけ何を投稿しても構わないかも知れないが。所詮はネットの世界だ。


 店長だって、断罪者のサイトで規律は確認しているだろうし、それに触れてしまうような投稿は、自重してくれるはずだ。


 ていうかむしろ、そういう記事や動画を積極的に掲載するのもアリかも知れない。もしそれでこの店の知名度が上がり、客が集まるのであれば、ウィラルヴァと蛇貴妃が無駄に大量生産してしまったあの在庫品も、飛ぶように売れてくれることだろう。


 シィルスティングを使った状態の俺を見て、元の人間である理道秀一だと気づく者も、まずいないだろう。まぁ流石に、そういった現実離れしすぎている動画だと、信憑性を疑われて客離れしてしまう可能性は高いが。


 ……流石にダメか。話題性を集めるには打って付けだろうが、断罪者側からのクレームが殺到しそうだ。変に注目を集めない方が無難だな。


「理道、ありがとうな。こんなすごい人を紹介してくれて。ドンテンさんがいれば、なんも怖いもんはねぇよ!」と、ユウちゃんは喜色満面で俺の手を掴み、ガッシガッシと握手をした。


 ああ、はい。……うん。どういたしまして。


 ていうか君、そういうオカルト系のサイトを見る人だったんだね。まぁ、知り合いから教えてもらった御呪いとやらを実践するあたり、そういうことに興味があるからこそなんだろうけれど。


 ああ、そういえばユウちゃんとは、何度か心霊スポットとかに肝試しに行ったこともあったっけ。思えば昔から、そういうのが好きな奴だったわ。


「そ、そういえば優希君? 何か事情を抱えているっぽかったね。実は僕ら、そういった霊的な相談事とかも、仕事にしようと思っているんだ。もし良ければ、うちの最初の客になってくれないかい?」


 気を取り直した店長が、相変わらず俺からは視線を外しながらも、ここぞとばかりに営業をぶち込んでいった。


「マジっすか! いや、でも……高いんじゃ?」と、一転して暗い顔つきになるユウちゃん。


 さっき二万円のお買い物をしたばかりですからね。どれだけの稼ぎがあるかは知らないけれど、まぁ一般的に見れば、安い買い物ではないでしょう。


「そこはまぁ、内容次第ではあるけどね。理道君の友達だし、無理がないように取り計らってあげるよ。ねぇ理道君?」


「ん? うん、まぁ……とりあえず、ほっとくことはできないからね。嫌だって言っても、無理矢理にでも引き受けるからな?」


 憤慨したように言って見せると、ユウちゃんは力無くアハハと、どこか少し嬉しそうにも見える空笑いを浮かべた。


「分かった。頼むよ。俺もう、このままだとホント、気が狂っちまいそうだったんだ」


 そう言ってユウちゃんは、俺と店長に向けて深々と頭を垂れた。


 

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