ヒルプシムちゃんは大丈夫でしょうか……こんな状況なので見ていると項の辺りを嫌な汗が伝います。
異界ですか……突然の単語。
ヒルプシムちゃんの姿にゾッとなるアマリリスちゃんの描写がもう……もう……。
異界でもなければあたしたちが生きていける場所はもうない。何と悲しい言葉でしょうか。
ヒルプシムちゃんの諦めに近い達観したような言葉がもう胸を刺します。
最後の希望を願う台詞にまた心がぎゅっとなりました。
これからも追いかけさせていただきたいと思いますね!
では失礼しました!
作者からの返信
コメントをありがとうございます!
異界は魔族が住んでいる場所なのです。
もうご存知でしょうが、ピスガ・ジェベルの戦闘はもうすぐ終結します。
けれどこの時のヒルプシムとの会話はアマリリスの心に、
記憶というよりも、彼女の人格の一部分のような強い束縛として残り続け、
アマリリスは行けと言われた場所を探して長い旅を続けることになります。
マクロな世界では戦禍広がりタマリスクの蛮行極まれりという感じですが、ミクロな視点だとただただアマリリスとヒルプシムちゃんが可哀想で、どんな大義名分を掲げても、こういう子供達が存在している時点で、正しさとは程遠いのだろうなあと思う次第、悲しいものです;;;
作者からの返信
コメントをありがとうございます!
マクロとミクロの視点、深い示唆をありがとうございます。
結構前に見た、太平洋戦争のドキュメンタリー番組ですが、
前半では当時の日本軍将校が、日本はそれ以前の戦争にあったような大義を失った戦争を戦った、だから負けたんだ、みたいな総括をしていて。
後半では南方の激戦地で日本軍の攻撃を避けてジャングルに隠れ、泣きわめく赤ん坊の弟を黙らせるためにやむなく絞め殺した、という、当時少年だった老人が涙ながらに語る場面があり。
戦争が終わって生き残って何十年も経っても、死ぬまで苦しみ続ける人を生むからこそ、二度と戦争はするな、と言われるのだと考えています。