第22話:侵入者8
鬼2と鬼女の監視は続いている。
双方、通常の生活…。二日か三日に一度、獲物を取っている。
主食はガ三ラス星人だが、熊の場合も在る。
肉食で、特に決まっていない。
鹿や狼は足が速くて逃げ切っているからだ。
偶に木の実を齧っていたので雑食なのかもしれない。
10日後の夜に…。
鬼2は再度ダークエルフの集落へと接近し始めた…。●REC
無論、石の兵は既にスタンバっている。
「また、ダークエルフを襲うのか…。狙いは娘なのか?」●REC●REC●REC
修復した壁を破り鬼2がダークエルフのお茶の間に進撃する。
攫うのに成功したらしい。
今度は大人のダークエルフだ。(シルエットクイズ)
松明を持ったダークエルフの男達が追いかけている。
攫ったのはやはり牝だ…。
コレで決まった。
「ダークエルフの女で生殖をしているわけではない…。鬼は生存に家族として協力しているわけではない。」
嗜虐心か、風味の問題、もしくはせいよくをもよおしているのか…。
家族は社会の最小単位だ。
「鬼は文明を作る事はしないのか?」
社会的ではない所ではない。
こんなに頻繁に襲うならダークエルフは時期に全滅するだろう。
早い方が良い。
牝を担いで集落から離れようとする鬼2の胸をレチクルに合わせる。
松明を持ったダークエルフ達が追いつく前に…。
「ダークエルフに当てない様にするにはタイミングを…。鬼が振り向いた。今だ!!」
追う松明を見た鬼2に監視塔からのレーザーで胸の中央を焼き切る。
其の場で倒れる鬼2、完全に動かなくなる。
いや、ピクピクしている。
ダークエルフの牝が死んだ鬼2の腕から逃れようと藻掻く。
こちらも兵を差し向ける。
「うん、ダークエルフは無事の様子だ…。早く素材を回収せねば。」
追いかけて来たダークエルフ家族が、追いついた。
驚いたダークエルフの男に捕まっていたダークエルフ女が駆け寄る。
保護された様だ、無事を喜び合う家族。
だが凍り付く。
暗闇から石の兵が姿を現す…。
「姿を見られたか…。」
ダークエルフの男は松明を翳し動く石の兵を見た様子だ。。
新鮮な鬼2を回収する石の兵、ハチ合うが…。
驚き動けなくなるダークエルフ家族。
石の兵が新鮮な鬼2の
呆然と眺める家族。
俺が何かして鬼を倒してしまったのがダークエルフにバレた。
「まあ、良いだろ。それよりも新しいアンデットの材料だ。」
大きな鬼2は石の兵が担いでも手足を引き摺る程の大きさだ。
離れたら転送だ。
「この鬼も鎧を装備させて、石のこん棒を持たせよう…。剣でも良いか?」
死者の町に新しい住人だ…。
しばらくして、鬼女のお腹が大きく成っているのに気が付ついた。
「妊娠しているのか?これは、経過を観察する必要がある…。」
新しい生命の誕生だ…。
そして、鬼女は一人で出産した。●REC
生まれた鬼の性別はまだ不明だが赤ん坊は一人だ。
「鬼は多産では無いのか…。」
授乳する姿にほんわかする。●REC●REC●REC
どんどん成長する鬼赤子、AV(アニマルビデオ)が増える。
鬼女の母乳が出なくなると…。
成長した
ガ三ラスの子供より成長した鬼子供はマッパで虫や木の根を齧り…。
早々に草原でうさぎを獲るまでに成長した。
その頃には、ワンレンボディコンの鬼娘だ…。
未だ身体も細いが胸も膨らみ、
「そうか、鬼は家族と言う社会を捨てたのか…。」
過酷だな鬼は。
まあ、良い。
南の堰堤を越えた時点で鬼男は殺してアンデットの材料にしよう。
何せ鬼女の匂いに吊られて追いかけて来るからな。
谷風に鬼女の匂いを運ぶだろう。
(´・ω・`)宇ろつき童子…。(ようし゛ょ)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます