明日からの魔法の切符
「今から私が話すのは、それからの毎日の授業風景である。
話すというより、書いているこの日記が話している感覚で書けていることに喜びを感じます。」
うん、書けた。高校生の私、なつとして良し。
「連絡事項。
1.キレイな切符のような名札の紙を切り、ロッカーに貼ってください。
2.楽しく取り組めばよい宿題はありません。気持ち次第で楽しく仕上げてください。
3.失礼がない綺麗な字で書いてください。」
なんだか、不思議と見られている気がする日々。
楽しくもない時に笑えて、楽しい時に自然と笑顔で気分が良い。
不安を、かき消す言葉は、「心の中で決めた私がいる。」
私が私であるに高校生であり訳してJKでなくてもそれは一緒だと思う。
制服自由高校なので、リボンを一つ近くのショッピングモールで買ってみた。
お年玉が有ったから良かった。
日記が書けない。それは、コンパクトな理由だと思う。私が誰なのか分からなくていい。
「え、おしゃれも好きでなくていいって?
みんな好きなのに、自由制服、いいなぁ買ってもらえて。
え、頭がいいのはIQであり知恵である学力ではなく、たまたま頑張れるって!
え、悔しいんだよ!人生って。」
入学から半月の私は涙が出てくる思いでいっぱいと未だに思った。
私は誰なんだ。今は、20歳の大学2年生としてなぜここまで高校生の私に対して感謝出来るんだ。やっぱり、振り返るのが一番。
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