第3話 少女の日常は音を立てて崩れる

ガッチャン

扉の閉まる音で少し目が覚める。

窓に目を向けるとまだ薄暗い。

きっとお父さんとお母さんが狩りに行ったんだろうな・・・

今日は婆様のところに行って勉強する日じゃない・・・・

お父さんとお母さんが狩りから帰ってきたら起こしてくれるだろうから・・・・・二度寝しよ・・・・


「・・・・て・・・・・きて・・・・・リリア・・・・起きて・・・」

お母さんの声だ

「リリア、起きなさい」

「ふあぁ〜、おはようお母さん」

「おはようじゃありません!もうすぐお昼の時間ですよ!」

「もう、そんな時間なの?ふあぁ〜〜〜、狩りから帰ってきたら起こしてくれると思ったのに」

「ちゃんと呼びましたよ。あなたが起きなかっただけです。ほら、ずっと寝てないで顔洗ってきなさい」

「は〜い」

お母さんに急かされて顔を洗いに行く。洗面所の窓から外を見てみると二度寝前と違って太陽の光が眩しく輝いている。


顔を洗って、着替えてから1階に降りるとお父さんが台所に立って何か捌いていた。

「お父さんおはよう、今日は何が狩れたの?」

「おおぉリリア、おはよう。やっと眠り姫がお目覚めか。」

「白馬の王子様にでもキスされて起こされたかったけど、お母さんに叩き起こされました」としょぼくれた感じで言ってみた。

「うわはははは!でも、まだリリアには白馬の王子様は早いんじゃないか?」

「そんなことないよ、次の満月で15歳になるんだか。もう女の子じゃないもん!いつまでも子供扱いしないでよね!」

「子供扱いされているって感じているうちは、まだ子供だぞ。そうか・・・もうすぐ15歳か・・・・」

お父さんはすぐそうやって子供扱いする。

「それよりお父さん、ご飯なに?」

「今日は狩りじゃなくて釣りをしてきたから魚料理だぞ」

「魚料理は久しぶりだね。今度魚のさばき方教えてねお父さん!!」

「おうとも!教えてあげるさ!」


~お昼ごはん後~


「あ~おいしかった、お腹いっぱい!ごちそうさまでした」

「お粗末様でした」と満足そうな顔をするお父さんに

「あなた、今日は何かこの後予定はあったりする?」

「いや、特にないけど。今日は久しぶりに何もないから書斎で過ごそうかと思ってたぐらいだ」

「じゃあ後で洗濯物たたむの手伝ってもらえる?ここ最近、雨が多くて洗濯できなかったのを昨日の夜に干したのが乾いているから。リリアもお願いね」

「おう、いいぞ」とお父さんが答えるのと

「は〜い」と私が同時に答える


今日のお父さんの料理もすごくおいしかった。お母さんには申し訳ないけど、どちらかと言うと私はお父さんの料理のほうが好きだな。もちろんお母さんの作る料理もおいしいけど、やっぱり私の味覚は人間族に近いと思う。

私のお母さんはアビソル族でお父さんは人間族。

アビソル族はどんなものでも同化・吸収できる種族でバンパイア族やサュキバス族と元は同じ種族だったらしい。バンパイア族は血から、サキバス族はリビドーから生命活動に必要な栄養を取るけどアビソル族は生命力であればどんなものからでも栄養が取れる、血でもリビドーでも、さらに言うと触れるだけでも少量だけど吸収できる。さらにさらに言うと、生命力だけじゃなくて記憶や技術や想いとかも吸収できるらしい。婆様が言ってたけど鍛錬をすれば魔力だって吸収できるらしい。

詳しくは聞いていないけどお母さんはそんなアビソル族のお姫様だったって婆様が言ってた。お母さんに直接聞いてみてもいつもはぐらかされて教えてくれない。一つだけわかったのは、お父さんと結婚した時にお姫様をやめたってこと。

そういうお父さんはだけど、20年前に魔王を倒した勇者一行の一人だったらしい。狩りに行くけどドラゴンとかを狩ったりしてくるわけでもないし、そもそも勇者の仲間だったってわりには強くなさそうだし。婆様はお父さんもお母さんと結婚した時に勇者の仲間をやめたらしいけど。本当かな?お母さんがお姫様だったのはまだ信じられるけど、お父さんが勇者一行の一人だったのは信じられないな〜

で、私はハーフアビソル族って訳で、お母さんとお父さんとでこの森に住んでる。森には他にもケットシーとかコロポックル族とか色々な種族や魔物が住んでて、森の入り口近くには人間族の魔女とかも何人か住んでいる。


こんな感じで私は毎日楽しく幸せに過ごしている。


ご飯の後の食器の皿洗いをしていると洗濯物を取り込んでいるはずのお母さんがすごい顔で、今まで見たこともないような真剣な顔で台所に入ってきて椅子に座って食後のハーブティーを飲んでいるお父さんに言った「あなた、来たわ!とうとう居場所がバレたみたい!」

お父さんもハーブティーのコップを置いてまじめな顔で聞き返した「どこから来ている?」

「上空で転移魔法を感知したわ、しかもかなりの数と質量よ」

「俺だけでやり過ごせると思うか」

「何とも言えないわ。実は一つだけすさまじい魔力を持っているのがいて・・・・たぶん四天王級よ・・・一直線にこっちへ来ているの」

少し考えたお父さんは「・・・・わかった。時間稼ぎをするから森のみんなに逃げるように伝えてきてくれ」

そんなやり取りを観ていた私は「ね~何の話してるの〜。なんかあったの?」って聞くといつになく真剣な顔をしてお父さんが私の元まで来た。

「リリア、今から地下室に行って隠れていなさい」

「えっ?何それ?どうしてなの?」

「今からここは危険な場所になるから・・・・でも大丈夫よ、お父さんとお母さんが守ってあげるからね」

そう言いながらお母さんは私を撫でた、少しだけ悲しそうな表情を浮かべて。

お母さんの悲しい顔は見たくない、だから素直に言うことを聞いた「わかったよお母さん。でもせめて何が起きてるのかを教えて」

「すまんなリリア、説明したいのはやまやまだけどそんな暇はないんだ。あとでちゃんと教えてあげるから。な、俺と母さんの言うことを聞いてくれるか?」お父さんが急かすようにいったので頷いた。

「あとでちゃんと教えて上げるから・・・ほら、行って」とお母さんは私に言ってから「じゃああなた、時間稼ぎをお願いね。みんなに逃げるように伝えたらすぐ戻るから」

「おう、頼んだぞ」お父さんが答えると突然お母さん手を前に突き出すと、何もない空中から銀色の杖が出てきた。前に一回だけ見たことあるお母さんの魔道具、確かシルバリオって名前だったかな?

お母さんはその昔話に出てくる魔法使いが持っていそうな杖を掴んで家の裏口へ走っていった。

今度はお父さんも同じようにすると金色の大きな斧が出てきた。こっちは何度も見たことがある、ゴルディアスだ、いっつも狩に行く時に持って行く斧。

「じゃあリリア、さっき言ったみたいに地下の部屋に行ってくれるかい?」

お父さんにしては珍しく落ち着いた声で言ってきたので「うん、わかった」私は答えて地下室に向かおうとしたその時だった。お父さんの後ろにあった台所の半分が消えた、消えたというよりか今まで聞いたこともないような音をたてて吹き飛ばされた。

お父さんはとっさに私を抱いて吹き飛ばされた台所の瓦礫から守ってくれた。


「やっと見つけましたよ」

吹き飛ばされた台所から声が聞こえてきたその声はなんだかねっとりと絡まって首を締め付けてくるような感じがした。気持ち悪い・・・

私をかばっていたお父さんは私を放してゆっくりとその声の元に身体を向ける。

「苦労しましたよ、あなたたちを探すのに。20年もかかってしまいましたがやっと見つけましたよ」

答えを待っているわけじゃなくてただ言葉を投げかけ続ける。

「でも驚きましたよ、まさか本当にセリア姫が闘士ザハールと駆け落ちしていたなんて。報告を聞いた時つい失笑しましたよ」

お父さんが前に立っていたから良く見えないけど声の主は大きな蝙蝠みたいな羽を広げて宙に浮いていた。きっとあれは婆様が話してくれた魔族っていうのだと思う。お母さんも魔族だって言うけど、なんだか全然違う。蝙蝠羽を広げたそれは、見ているだけで寒気がする、気分が悪くなる。

「リリア、見ちゃダメだ。ハーフとは言っても人間的な側面があれを見ると嫌悪感を抱かせるからな。ほら、地下室に早く行きなさい」そうお父さんは私に言ってきた。


「しかもこんな地の果てのこんな森で幸せそうに暮らしている。娘までいると聞いたら、もうこれは会いに行くしかないと思ったんですよ」

お父さんに言われたように地下室に向かおうと走ろうとして体を動かした瞬間、背筋が凍り付く嫌な感じがした。これは逃げなきゃと体の奥からの声だってことはわかった。でもちょっと遅かった、それはほんの一瞬のことだった。さっきまで私の前にいたお父さんがものすごい勢いで前に跳んだ、話している蝙蝠羽の魔族に向かって。金属同士がぶつかる音と吹き荒れる爆風で踏み出そうとした私のバランスを崩させてそのまま倒れてしまった。

倒れてしまった時に反射的に閉じた目を開けた時に自分が血まみれになっていることに私は驚いて動けなくなった。でも更な私が驚いたのは、着ていた服がその赤黒い血で真っ赤になっていたことよりも倒れた私の上にお父さんが覆いかぶさっていたことだった。お父さんの胸に刺さっていた黒い剣から流れている血が私にポタポタと垂れている。

驚きと戸惑いでうまく口が動かなかったけど「お・・・おとう・・・さん」とか細い声で呼ぶと「大丈夫だリリア、大丈夫だからな」といつもの笑顔でお父さんは答えてくれる。

けど、刺さっていたその黒い剣が砂粒みたいに細かい粒になって消えると、刺さっていた痕からドッボっとさらに血が出るとその笑顔もさすがにひきつった。でも、たぶん私を落ち着かせるためなんだろうけど、何度も「大丈夫、大丈夫だからな」と言ってきた。


蝙蝠羽の魔族の笑い声が聞こえてくる。

「はははっはっ。大丈夫ですか、大丈夫ね~。そんなことないですよね。さすがに20年もたつといくら勇者一行の一員でも腕がなまってしまうものですよね~」

血を流して痛いはずなのにお父さんはゆっくりと私を撫でる。優しく、いとおしく、悲しく、私の目を見ながら。

「思いのほか簡単にあなたを殺せそうですよ。新しい魔王様のもと、魔族軍は再建されているんですよ。せっかく再編されていてもまた勇者一行につぶされては意味がないですからね。そこで勇者一行の者たちを一人ひとり別々に殺そうということでこうして手始めにあなたのもとへ来たものの、これではがっかりですよ」

「何があっても、強く生きるんだぞ。愛しているよリリア」と言ってお父さんは立ち上がってた。

「まだ私に向かってきますか?勝ち目なんてないモノなのに、あきらめが悪いですね。まあいいですよ、しっかりと息の根を止めてあげますよ!!」

蝙蝠羽の魔族が手を上げるとその周りに何本もの黒い剣が浮かび上がったって、お父さんの胸に刺さっていたものと同じそれは何本もあってまるで全部私に向けられているような気がした。蝙蝠羽の魔族は上げていたその手を振り下ろすと勢いよく黒い剣が何本もわたしとお父さんに向かって飛んできた。


その時だった。突然「あなた!!!!」とお母さんの叫び声が聞こえてきた。飛んできている黒い剣と私たちの間にお母さんは立つと同時に持っている杖を前にかざして光の壁のようなもの現れた。その壁にぶつかった黒い剣はまるで小さな爆発がいくつも起きているようなボッという音をたてて弾けた。数秒で黒い剣飛んでこなくなり。

「ちっ。やはり足止めにすらなりませんでした」と蝙蝠羽の魔族は舌打ちをすると

「あれだけで私の足止めをしようなんて、随分見くびっていますわね。どうせあなた、私がそちら側だった頃の者じゃないのでしょ?私の足止めをしたいのなら、最低でもあれの十倍は用意しなさい!」お母さんは言うと蝙蝠羽の魔族と同じように自分の周りに何本も剣が現れた。けど今度は白く輝いている剣だった。

「今度はこちらの番です!」そう言うと白い剣が一斉に蝙蝠羽の魔族に向かって飛んで行った。

「これは一旦、自衛に徹したほうがよさそうですね」と言って飛んで来る剣を避けなら離れていった。


すぐにお母さんが私とお父さんのもとに駆け寄ってきて「あなた、そのケガ!!すぐに直してあげるからじっとしてて」と言ったけど

「いや、いい。たぶんもう手遅れだと思う。油断して思いっきりグサッとくらってしまった。それよりリリアを連れて逃げるんだ」と杖を自分にかざそうとするお母さんを止めながらお父さんは言う

「手遅れってあなた・・・・そもそもアレをなんとかできるの?」

「どうだろうな、油断していたせいでこんな痛手を負ってしまったしな。全力を出しても道ずれ覚悟で五分五分ってとこだろうな」

「そんな・・・・じゃあどうやってこの状況を切り抜けるのよ」

「だからお前とリリアだけでも逃げてほしんだ」

「そんなの嫌だわよ。あなたなしでどうやって私は生きていけばいいのよ・・・」

「もうお前は知り合った時の世間知らずのお姫様じゃないんだ、駄々をこねるな」お父さんがお母さんにこんな厳しい言い方をするのを私は初めて見た「お前は気品あるアビソル族の長だ。取り乱すんじゃない。それに今でも俺の大好きで大切な女だし、俺たちの宝であるリリアの母親だろ。今の状況ではなくてこれからのことを考えるんだ・・・」

相変わらずお父さんの傷口からは血が流れている。でもいつもと変わらず、というよりかはいつも以上に真剣な声でお母さんに言い聞かせるようにゆっくりと話していた。お父さんの言葉を聞きながら涙を流しているお母さんの手を私は握ることしかできなかった。


私はお父さんみたいに力持ちじゃないし誰かを守るほどの勇気もない。お母さんみたいに魔法が仕えて優しく微笑むこともできない。だからお母さんの手を握って立ちすくむことしかできない。

こんなに状況で、自分は小さくて無力なんだと思ってしまった。


「家族との別れですか!?ははっ!さすが人間ですね。死に体の状況でも他者のこと思うなんて。私はそういうのは反吐がでますよ。だから終わりにしましょうか!!!!!」

キッチンの半部以上が崩れている今の状態だから上に目を向けると空が見える。朝はあれほど晴れ渡っていた空も今は不気味な雲に覆われている。その空に、さっき離れていった蝙蝠羽の魔族が飛んでいた。

お父さんよりが動くより先にお母さんが持っていた杖を上げてさっきと同じように壁を展開した。次の瞬間、空から一筋の赤い光が飛んできて轟音と光をまき散らせながら魔方陣にぶつかった。お母さんを見ると苦しそうな顔をしながら歯を食いしばっていた。私が一瞬「お母さん・・・」と言うと「リリア!いいから逃げなさい!!たぶん狙いはあなたよ。急いで!!!!」と怒鳴ったので私はひとテンポ遅れてから体を反転させて地下室へ向かおうとしたけど、

「そうはさせませんよ!」と言う声と共にお母さんが叫び声をあげて私の横を吹き飛ばされていった。

「いくらセリア姫といえども私の攻撃をあの程度の魔方陣では止められないですよ」

それを見た私は訳も分からずなり地下室とは関係ない方向へ逃げようとしたけど、

「誰が逃がしてあげるなんて言いましたかね~。お嬢ちゃんにはここで消えてもらいますよ!!!」という声と共に蝙蝠羽の魔族は私の前に回り込みその手に持っていた剣を私に振りかざした。驚いた私はとっさに目を閉じた。


もう終わりだ。

ふと私はそう思ってしまった。


でも私の思いとは逆に、その終わりは来なかった。


「ははははは、やっぱりですよ!こうすればあなたも身を徹して守るだろうと思いましたよ!」

そう、またしてもお父さんは私をかばった。こんな弱くて何もできない私を守ってくれた。でも今度は、最初と違ってお父さんの左肩から先がなくなっていた。自分が立ち尽くしている足元までお父さんの血が流れて血だまりが出来る。

そんな状態でお父さんはものすごい勢いで右手に持っていたゴルディアスを蝙蝠羽の魔族に叩きつけた。そしてたたきつけただけでじゃなくて、そのまま相手を森の方に勢いよく吹き飛ばした。


それからお父さんは私のほうへ振り返った。

私は涙を流していてよく見えないけどお父さんは苦しそうな顔をしているのは分かった。

私は「ごめんなさい・・・・ごめん・・・・なさ・・・・ぃ」と泣きながら言ったがお父さんは持っていた武器を手から離して私の頭を撫でた。

「さすがにもうきついな・・・リリア、お母さんのところまでお父さんを連れて行ってくれないか」と言って撫でていた手を私に出した。

うなずいてその手を取った私はお父さんをお母さんが吹き飛ばされた方向に連れて行った。


「お母さん!お母さん!目を覚まして!!」と私は倒れているお母さんを揺らした

「リリア、痛いんだから・・・ゆっくりやってちょうだい・・・」と弱々しく答えてくれた

「セリアごめん、俺はもう無理みたいだ。お前は動けるか?」とお父さんがお母さんを起こしながら言う

「私もだいぶやられたみたい。さっきの攻撃で魔力器官がダメになったみたい。内臓も何個かやられたし」と答えながらお母さんが血を吐いた

「お母さん!!」と私が叫ぶとお父さんが

「大丈夫なのはリリアだけか・・・どうやってもこの状況は切り抜けるか・・・」

「確かにね。3人では無理ね・・・・でも、リリアだけなら助かる方法はあるは。」

「どうするんだ・・・・」とお父さんが聞くと、お母さんは私とお父さんを交互にみて一呼吸置いてから言った。

「・・・・・リリアに吸わせるは」

それを聞いて驚いてお父さんは言った「まさか!!!」

「そうよ私とあなたの残りすべてを彼女に吸わせるは」とお母さんは真剣な顔をお父さんに向けた

お父さんはお母さん見て「は~、分かったよ。俺がこんな状態になってる時点で終わりだからな」

「ごめんなさい。私がもっと早く気がついていれば・・・」

「やめろよ、お前のせいじゃない。こっ酷くやられたのは俺のほうだし・・・・いいからやるぞ」

「ありがとうあなた・・・・」そう言ってからお母さんはお父さんに口づけをした。



そしてお母さんは私に向かってこう言った。

「リリア、今からあなたはアビソル族の掟を破ってもらいます」


何が何だかわからない私はただボロボロで傷だらけのお父さんとお母さんの言うことを聞くことしかできなかった。



「今からあなたはおかあさんとお父さんのすべてを渡します」

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