『小さなお話し』 その13

やましん(テンパー)

『ごきりんぴっく&ちゅうりんぴっく』


【これは、眠れない妄想に基づくフィクションです。ただし、同様の現象は、実在したものであります。登場する団体も、行事も、実在しない妄想です。】

          

      🐁    🥇



午前2時半。

睡眠導入剤をものともせず、ぼーとしながらも寝られないやましんは、台所に残り物を漁りにゆくのであった。


『ささささささささ〰️〰️〰️〰️〰️〰️😃』


 小さな黒い物体が走る。


『はあ〰️〰️〰️〰️。ま。いいかあ。』


 冷蔵庫から、サラダの残り物を取り出し、半分夢のような気分で掻きこむ。


『どたどどたどたどたどたどたどたあ〰️〰️〰️〰️』


 なにものかが天井の上を駆け回る。


『ぎぎぎぎぎぇ〰️〰️〰️〰️〰️〰️。ま、いいか。』


 お皿を洗って、放り立てる。


 薄暗い廊下を、巨大な黒い物体が駆け抜ける。


『ななななな、宇宙怪獣かあ! ・・ま、今夜は、幻想だなあ✨きと。』


 ふらふらしながらも、階段を上がるやましんであった。


   🐁    🐀



『…3秒03! やたあ! 世界記録だあ!』


 WGHK(世界ごき放送協会)の、『ごきまろ』アナが叫んだ。

               📡


 一方、NtHK(ねずみちゅう放送協会)の『ちゅう・レイ』アナ、も、まけじと、叫んだのであります。


『素晴らしい記録が出ました❗🐁ちゅう跡未踏の大記録です❗』


             🥈  🥉


 やましん宅を会場とする、『ごきりんぴっく』&『ちゅうりんぴっく』は、最高に盛り上がっていたのである。


 やましんの我慢が、キレようとしていた。




・・・・・・・・・・・・・・・・🏃 🐭


             おしまい

                

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『小さなお話し』 その13 やましん(テンパー) @yamashin-2

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