第2話 美紀と里美Ⅰ

私は目が覚めると起き上がってベッドから降りると

「昨日はこんな格好で寝てしまったのね」


こんな格好というのは下着姿で寝てしまった私がいます。


お風呂場に行ってシャワーでも浴びた方がいいかもしれないけど、

行くのが面倒なんてやめました。


私はそのままベッドの上で横になり、目を閉じて寝ようとしたら、

インターホンが鳴ると私は玄関まで行く事にした。


鍵をあけて扉を開けるとそこには里美が立っていた。


そういえば、里美は私と同じマンションに住んでいるのを

忘れる所でした。


「里美、どうしたの?」


「同じマンションに住んでるし、それにさ、今日はお仕事お休みじゃない。

美紀のお家の中を見たくて遊びに来たんだけど、ダメだった?」


「ううん、私と里美は恋人じゃない」


「そうだよね、大丈夫だよね」


「うん、ぜんぜん大歓迎だよ」


里美は中へ入ると靴を脱いであがったら、リビングの方に歩いて行った。


私も里美の後ろを歩いてリビングに着くと里美が

「ごく普通のリビングなのね」


「ごめんね、本当に何もなくて」


「ううん、気にしなくていいよ」


「そう言ってくれると助かるよ」


「そこの椅子に座ってね」


「うん」


美里は近くの椅子に座ると

「美紀って可愛いよね」


「いきなりどうしたの、里美」


「特に変な意味はないよ」


「うん」


私も椅子に座ると

「それにしてもいきなり来るなんてびっくりだよ」


「驚かそうと思ってね」


「うん、驚いたよ」


「そうだ、連絡先交換してないよね、しようよ」


「そうだったね、そうしようか」


私は寝室にスマホがあるのでそのままスマホを寝室に取りに

行くと、後ろから抱きつかれるのでした。


「ねぇ、美紀なんでさ、下着姿でいるの?」


私は自身の格好をよく見ると下着姿という事をすっかりと忘れていた。


「別に大した事じゃないよ、下着姿でいると解放感あるしね」


「そういう事なのね」


「うん」


「それにしても美紀って乳房が大きいのね」


「何処を見ているのよ、里美、恥ずかしいから見ないで」


「嫌よ、美紀の乳房は素敵じゃない」


「まぁ、ありがとうね」


里美は抱きつくのをやめるとリビングに戻っていった。


私は下着姿だとさすがにまずいので衣服をちゃんと着ることにした。


リビングに戻ると里美がスマホを操作しててそれを見ていた私は

「里美、何をしているの?」


「何か面白い事でもないかなって探してたけど、何もないね。

それとどうして美紀は服を着ちゃったの?」


「それはね、恥ずかしいから服を着たんだよ」


「もっと美紀の下着姿を見てたかったのにな」


「また今度ね」


「うん」


あのまま下着姿で居たら里美に何かされるんじゃないかとヒヤシヤしていた。


里美になら何をされても私は文句を言わないけどね。


これからどうしようかな。


このまま私の家でくつろぐのもいいけど、せっかくお仕事が休みなのに何処も

行かないというのは勿体ないような気がする。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る