設定資料と補完設定


〜主要人物〜


蒼島 白儀 〈あおしま しらき〉


・地方都市の高校に通う高校1年生。


・控えめな性格で基本的に敬語口調、仕草も礼儀正しい綺麗な動作が目を惹く珍しいタイプの男子だが、気の知れた友人が絡むとそれも若干緩む。


・あくまで整った顔立ちで、決してイケメンでも可愛いと言った顔立ちでもなく中性的な顔立ちだが、仕草や雰囲気が相まって女性だと間違われやすく、本人はそれを『童顔』だと思い込んでいる。


・ファンタジー系の小説には全く縁がなく、魔術と聞いて思いついたのは黒魔術だったり金を錬成するなどと言ったものばかりだった。



篠崎 冬樹 〈しのさき ふゆき〉


・白儀と同じ高校に通う同級生であり小学生からの幼馴染であり友人。


・言ってしまえばアホの子の一言に尽きる言動と行動要因が目立つお陰で、白儀は度々冬樹が起こす話題に巻き込まれている。


・高い身体能力と自分にとって最適の答えを当てる野生の勘、更には純粋でまっすぐな性格のおかげで異世界転移直後の危うい状況もうまく切り抜け、挙句バレックス家の人間に保護されて気に入られる。


・因みに、顔立ちはイケメンに部類されるレベルではある為アホの子を差し引いても女子からの人気は高かった。



ネリア


・長い髪と暗めの茶髪が似合う女性で、普段からシャツやズボンを着ていたり口調がそもそも男っぽいクール系。


・元宮廷魔術師で、3年前に起こった大規模疫病を治癒する術を発見し広めた事から、ミルーシア王国では『救国の魔女』と呼ばれ、他国での知名度も高い。


・しかし、通り名が呼ばれ始めた時期辺りに突然宮廷魔術師を辞め、逃げるようにミルーシア領の端にある森に結界を張り巡らせ、引き篭もった。


・白儀を純粋な異世界人に対する興味と、そもそも蒼島白儀と言う人間に対する興味で保護し、弟子にする事にするが白儀が魔術を扱えなかったので魔術理論をひたすら暗記させる事にした。



セラ


・ネリアの世話係として普段から家事全般を行なっているメイド服?の女性。


・礼儀正しい態度と、侍女として完璧な気配りができる有能の擬人化と言わんばかりの完璧人間。


・ネリアの私生活が非常にだらしなく、白儀が来るまではそれを1人で正す生活を送っていたが、予想外にも白儀に侍女の仕事から嗜みまでこなす才能があったのをきっかけに仕事を分担し、今はその負担も減った。



セルシオ・バレックス


・バレックス公爵家の元当主にして、前ミルーシア王国騎士団長。


・現在は現役を退き、当主の役目は息子に引き継いだのち領地に引き篭もっているが、今でもその影響力は計り知れず、そもそも現在を退いた事自体が不思議がられるほど。


・とある事情を抱えていたが、そこに登場した冬樹の性格や考え方を気に入り、国への裏切り行為ギリギリな事をしながらも情報統制と隠蔽して安全に保護していた。



ノード


・バレックス公爵家直属の騎士団に所属する騎士で、冬樹の世話係兼お目付役兼普段の保護者に任命された。


・基本、騎士はたとえ爵位を持っていたとしても上官以外は名乗る事を禁じられているので名乗る事はないが、実はそれなりに名の知れた貴族家の長男。


・誰にでも礼儀正しい姿勢を崩さず、一部では『理想の騎士』などと呼ばれる人格者だが敵対者には容赦がない。



ドリン


・代々馭者を営む平民の家庭の出で、父親の代からバレックス家のお抱えとなった。


・仕事柄、色んな地域に足を運ぶことから噂程度の情報なら簡単にかき集めれるので、そっちの方面でも評価されている。


・子供好きで、冬樹や白儀の事を自分の息子レベルでかなり心配しているのでその心境が発言と行動に出がち。



〜色んな設定〜



自動翻訳の魔術


・かなり昔、異世界人の魔術師が生涯をかけて起動した大魔術にして未だに謎が多い未知の魔術。


・言語の種類に関わらず、全ての言語が『自分が産まれた際に最初に聞いた言語』に文字や言葉が脳内で変換される。


・あくまで変換されるだけなので、それは幻覚や幻聴とほぼ等しく、口の動きを見ると若干ズレていたりする。


・また、固有名詞は変換されないので日本語由来の横文字は音で伝わってしまうので、白儀も冬樹も使っていない。


・メタを言うと、パンとかスープとか宝石の名前とか今後頭を悩ませる設定にしてしまったため変更の可能性あり。



魔力炉


・人なら誰でも持つ目に見えない臓器で、規模は個人個人で変わる。


・魔術を扱う上で呼び水とする魔力を生成し、魔術を扱わなくても全身を血液を通して魔力が巡るが魔力が無くとも健康上の問題は無い。



魔導具


・魔術式を刻んだ宝石などが内蔵されたもので、生活の際に使ったり魔術を起動する際の触媒など用途は多数。


・専門の職人はいるが、基本手作業で製造されているため現代世界で言う家電ほど普及しておらず、国として弱い場所だと台所の魔導具ですら普及が危うい。



異世界人


・偶然の事故なのか、魔術的な何かがあるのは詳細は一切不明の自然現象によって世界間を渡って来た来訪者の総称。


・様々な異世界が存在しており、『魔法』が存在する世界や大差が殆ど無い世界、黒髪が特徴的な『ニホンジン』が住む世界など一口に異世界人と言っても種類は様々。


・世界の条約で、発見した領地を有する国が保護する事が義務付けられており、基本的に民間人と同等の扱い。


・稀に異世界人ならではの知識を使い実践を残す人物もいるが、あくまでその人物が有能であるのにもかかわらず、異世界人の存在が神秘的な事も相まって存在が誇張されがち。




・『ニホンジン』の異世界人が生涯かけて根付かせた作物で、多くの『ニホンジン』異世界人の心を支えてきた。


・因みに、米を根付かせた異世界人の墓は他の異世界人によって整備され、半分聖域と化している。



白儀の自己暗示


・『魔術なんて使えない』と言う思い込みなのだが、何故かそれが具現化していて白儀は魔術を起動すると体内で魔力を打ち消してしまう。


・理由は白儀の性格と◯◯に起因があるが、それを自分で改善する事は殆ど不可能。

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