第2話
私は
高校生の時にジャームから感染させられてそのまま覚醒。
暴走はしなかったけどその時事の処理に関わっていたUGNでレネゲイドについて教えてもらって訓練を受けた。
ただまあなんというか、学校でもこういう大きな組織でもそうなんだろうけどあまり自由が無くて自分には面白くない世界だった。
接してくれる人たちは優しいんだけどね、そういうものよりも一人気ままにのんびりとしているほうが私らしくて自然。
だから高校を卒業したら勉強に専念をしたいということでUGNと関係のない大学を探して進学した。
まあおかげで家から離れたところにしか行けなくてお父さん泣いてたけど…いい加減子離れして欲しいなあ、ドラマなんかで役に入ってるときは普通にカッコいいんだけど、私のことになると過保護も過保護。
ただ私の性格は知ってるからそれでも反対せずに行かせてくれたのは感謝してる。
それで大学行ってそれなりにちゃんと勉強しながらふらふらしてたまにUGNの依頼を受けて小遣い稼ぎしてってやってたんだけど、やっぱり大学生になってもちょっと経つとグループみたいのがすぐに出来上がって。
いつも通り、一人。
それ自体は自分の好きでやってることだからいいのだけど、高校までと違って常時いるクラスもないし寄りかかれる人を見つけるのも難しい。
そんな頃私と同じように一人で常にいる女の子を見かけた。
授業で一緒になる同期に聞いてみたら私と違って一人になってるというよりは独特すぎる雰囲気が人を寄せ付けてないらしい。
なるほど、物静かだしいいかもしれない。
なーんて思ってたのだけど、いざ話してみると予想以上に不思議な子で、でも一緒に居て心地良かった。
ほとんどが一方的に私がすり寄っていくだけの間柄だけど、大空緋那は私の大事な友人になった。
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