ダンジョンバトルのルール
ダンジョンバトル、ダンジョンマスターになる為には避けては通れないもの。
誰かのダンジョンと自分のダンジョンで何かしらのバトルをして勝敗を決めるという物だ、さてこの何かしらのバトルとは何か? それはダンジョントレーナー同士当人によって決まる。
お互いのダンジョンに同時に潜りどちらが早く攻略するのか。
どちらかのダンジョンに攻め入り、攻略出来るか、もしくは防衛出来るか。
お互いのダンジョンのマモノ数体による決闘であったり。
勿論、これ以外にも両者が納得するならばそれが勝負方法になる。
「僕としては攻略戦がしたいかな、君達が防衛側で」
「それって、この島が戦場になっちゃうの?」
「そうなるね」
「真心ちゃん、逆をお願いしてみようよ」
「ううん、防衛戦争で行きたい、それしか勝ち目は無さそう、でも猶予が欲しい次の週末の同じ時間まで待ってくれる?」
「それくらいなら構わないよ、それじゃ次は何を賭けるかだけど」
ダンジョンバトルは勝敗によって失う物と得る物がある。
その失うものとは『マモノ』だそして得る物でもある。
お互いにバトルを行うトレーナーのマモノを確認し、そのうえでどのマモノを勝利時に貰うかを決めるのだ。敗北すればそのマモノは現在召喚しているものごと全て勝者のマモノとなってしまう。
「イマイチなマモノばかりだね、属性も合ってないし、なんか雑魚っぽいし」
「雑魚って言わないでよ、私も属性が合ってないし、手に入れても使えない」
「雑魚を雑魚と言わずして何て言えばいいものか、とりあえず魔力で」
「同じく魔力を貰います」
なお、お互い欲しいマモノがいない場合は敗者の最大魔力の半分を貰える。
「それじゃ、ダンジョンバトル成立だ、僕は
「知ってるよ、
「補佐役シスタ、ダンジョンバトルの成立を見届けました」
「同じく補佐役マイン、ダンジョンバトルの成立見届けたよ」
「ま、三治ちゃんに勝てるわけないでしょうから、次頑張ってね」
「真心様ならば必ずや勝利致します、その自信必ずや崩れる事になるでしょう」
お互いに名乗りダンジョンバトルの成立を宣言し終われば三治が写っていた液晶が消えるのだった。畳の部屋4人が一息つく、そして最初に口を開いたのは空だった。
「なんか、凄い事になっちゃったね、月末だから後1週間くらい?」
現在は4月の第三週の土曜日、次の月末までは一週間ほどしかないのだ。
「そうだね、今からすぐに準備に取り掛からなくちゃ」
「そういえば、真心様、七辺様とお知り合いのように見受けましたが」
「知り合いじゃないけど知ってる、あの人うちの学校の人だ」
「あ、新入生代表の人!」
「そう、でも手加減はきっとしない、だから始めないと要塞作り、シスタ、ゴブリンの所に私達を連れてって」
「了解いたしました」
真心と空、そしてさっきから喋っていないゴブリンを連れシスタは真心の言った通りにゴブリンの集落へと飛ぶのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます